子育て家庭の大きなイベントの一つが、お子さんの卒業式だと思います。
今回は一般的な卒業式が何時から何時までなのか?どのくらいの時間がかかるのか?など、一日の流れをご紹介します。
早めに手配して余裕をもって参加し、お子さんを祝福してあげましょう!
目次
卒業式とは?卒業式と・卒園式・学位記授与式との違いは?
別名では「卒業証書授与式」と言います。
そして、卒業する子供の学校によって違いがあります。
- 幼稚園・保育園ならば「卒園式」
- 大学ならば「学位記授与式」
- それ以外が「卒業式」
になります。
しかし、大学の場合は卒業式と記載して発表するケースもあります。
大学の場合の学位記授与式の「学位記」とは学士・修士・博士などの学位を取得したことを証明する書面です。ご両親にとってもお子さんの成長を実感できる大切な節目なので、お仕事をお休みしてでもかけつけたいイベントでしょう。
卒業式は一般的に何時から何時まで?かかる時間はどのくらい?
卒業式は、主に3月の3∼4週に行われます。学校によりますが、一般的には9時半~10時などに始まります。終わる時間は一般的に式後のやりとりを含めても、12時ころまでには終わると考えておくと良いでしょう。
一般的に卒業式・卒園式・学位記授与式が始まる時間と終わる時間
- 一般的には9時半~10時に開始
- 一般的には12時前に終了
卒業生はいつもと同じ8時半などに登校し、式まで待機します。
小学校ならば少し遅めになることもあります。参加する保護者の方は生徒よりやや遅めで、式の開始から30分~1時間程前までに到着し、受付を済ませるのが一般的。
一般的に卒業式・卒園式・学位記授与式にかかる時間
式典自体は、1時間半くらいで終了します。
式中では卒業証書を1人ずつ手渡すので、規模の大きな学校ならばやや長めの2~2時間半くらい、小学校や保育園・幼稚園はトイレの心配があるので30~50分と短時間で終了する学校が多いです。
大学ならば学部ごとに午前式・午後式にわけるケースが多いでしょう。
卒業式の流れは?一般的な流れを紹介!【小学中学高校大学保育園幼稚園専門学校】
小学・中学・高校・大学・専門学校の卒業式の流れ
- 開会の言葉…司会者が開会を宣言します。
- 卒業生入場…在校生と保護者・先生が拍手で迎えます。
- 国歌斉唱
- 校歌斉唱
- 卒業証書授与…卒業証書はひとりひとりに手渡しをします。人数が多い学校では時間がかかってしまうので代表者に渡し、後に教室で担任の先生から生徒に渡されるケースが多いです。
- 校長や来賓の挨拶…祝電もあれば紹介します。
- 在校生送辞…送辞(そうじ)は、在校生から卒業生へ送るお別れの言葉です。
- 卒業生答辞…答辞(とうじ)は、在校生の送辞に答えて卒業生がお返しする言葉です。
- 卒業記念品贈呈
- 卒業の歌…合唱や唱歌、歌謡曲などを歌います。学校によってことなります。
- 閉会の言葉…司会者が閉会を宣言します。
- 卒業生退場…在校生と保護者・先生が拍手で見送ります。
この後、写真撮影を設ける学校もあり、その場合さらに時間がかかります。教室で卒業証書を授与する際には、保護者の入室が認められている場合もありますので確認しておきましょう。
保育園や幼稚園での卒園式の流れ
以下一般的な保育園・幼稚園の卒園式の流れ
- 開場・保護者着席
- 園児入場
- 開式の言葉
- 卒業証書授与
- 園長先生の式辞
- 来賓・保護者代表のあいさつ
- お別れの言葉
- 卒園の歌
卒業式の歌では何を歌う?よく歌われる定番曲は何?「仰げば尊し」や「蛍の光」以外も多い?
また「贈る言葉(海援隊)」や「卒業写真(松任谷由実)」、「時代(中島みゆき)」も根強い人気があります。
なじみの深い「仰げば尊し」は恩師へのお礼を伝える曲ですが、近年は唱歌の「旅立ちの日に」など、生徒たち自体が希望に満ちた気持ちになれる曲も好まれます。
卒業の気分がぐっと盛り上がる歌謡曲ならば、「YELL(いきものがかり)」、「3月9日(レミオロメン)」、「手紙~拝啓十五の君へ~(アンジェラアキ)」、「さくら・独唱(森山直太朗)」、「道(EXILE)」、「桜(コブクロ)」などが人気です。
卒業式の合唱には練習がつきものですが、実際に卒業式の日に歌えば思った以上に感動してしまうものです。
忘れられない思い出になるので、積極的にチャレンジしてください!
女子の大学生・専門学校生の卒業式で袴を着用する流れは?
大学・専門学校の卒業式と言えば「袴(はかま)」が定番なので、着用しようと計画している女の子たちのスケジュールはやや大変になります。
袴を着用する流れ
- 5時~6時…起床、朝ご飯や持ち物の準備をしっかりと。
- 6時半~8時…袴レンタル店や美容室で、着付けとヘアセット。写真撮影を含めて1時間半ほどです。この日の店舗は早朝から対応をしてくれますので、交通機関のトラブルなどがあったらすぐに連絡を入れましょう。
- 会場へ移動します。
- 9時半~10時など…午前式スタート、11時~11時30分頃に終了。
13時など…午後式スタートの場合は15時頃に終了 - 17~18時…レンタル袴の返却時間。袴を返却したらレンタル店でドレスに着替え、謝恩会会場へ。午前中卒業式の場合は15時~が多い。
- 18~19時…謝恩会。ホテルやレストランで、恩師を招いて行う事が多いです。
袴の返却などに慌てないよう、余裕をもって準備しておきましょう。
最近は小学校でも袴を着るお子さんが増えています。ですが学校によっては、トイレや着崩れなどの理由で禁止されていることもありますので、一度学校に相談しましょう。
まとめ
卒業式が何時から何時までか、どのくらいの時間がかかるのか?についてご紹介しました。
卒業式は学校によって違いますが、一般的には9時半~10時に開始、その後の時間を含めても12時くらいまでには終了する事が一般的。卒業式はお子さん・ご両親ともに大切な節目となる、一大イベントです。
「記念撮影ができなかった!」「遅刻・早退した!」などのトラブルがあると、お子さんの輝かしい門出に水をさしてしまう事にもなりかねません。しっかりシミュレーションをして、良い思い出を作りましょう!