【1分で解決】お中元とお歳暮の違いとは?品物・マナー等の違い

おくりもの

年に2回お世話になっている方々へ感謝の気持ちをおくる贈り物の【お中元】と【お歳暮】。夏のご挨拶がお中元、冬のご挨拶がお歳暮というところまでは、なんとなく理解している方が多いと思いますが、中にはよくわからないという方もいるかもしれません。

そして、お中元とお歳暮には贈る時期以外にも様々な違いがあるのをご存知でしょうか。日本人独特の四季の感覚や相手を気遣うきもちを込める文化から、両者にはそれぞれの特徴があります。

今回は、それらの違いをシンプルに分かりやすく解説していきます。

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お中元・お歳暮って何?

お中元とお歳暮は、半年に一度お世話になっている人へ日頃のご挨拶を示すためにする贈り物のことです。夏に贈るものを「お中元」、冬に贈るものを「お歳暮」という呼び方をします。

そして、半年に一度毎年継続しておくる贈り物のことをお中元・お歳暮と呼び、そのときしか送らず毎年繰り返さないものは「御礼」や「暑中見舞い」「お年賀」など名称が変わります。日本の昔からの伝統の風習で、人とのつながりを大切にしてきた日本人らしい贈答文化の一つです。

社会に出ると、友達や家族以外にも今までにない特別に大切な人とのお付き合いや、「師」と呼べるような特別にお世話になる方にも巡り会う機会が増えると思います。そんな方に御礼がしたいと思ったときにお中元・お歳暮は感謝の気持ちを伝えるために有効な機会です。

お中元とお歳暮の違い6つ

お中元とお歳暮にはどのような違いがあるのか、6つのポイントに絞って見ていきましょう。

①生まれた由来

お中元の起源

古代中国の道教で上元(1月15日)、中元(7月15日)、下元(10月15日)にそれぞれ生まれた神様をまつる週間があり、それぞの日に神を祝って物を供える風習がありました。そして、日本に伝わる過程で、ちょうどその時期の仏教の行事であるお盆の行事の二つが結びついていき、7月15日に仏様に供える供物を、親戚やご近所に贈る習慣ができ、江戸時代に庶民一般の贈り物の行事として広まったのが今のお中元の起源です。

お歳暮の起源

お歳暮は、お正月に先祖の霊を祀る「御霊祭(みたままつり)」の為に、神様へ供えるための品物を年の終わりに子供が本家に持っていくようになったことが発祥といわれています。その後江戸の町でも商人がお得意様に年末に贈り物をしたり、親族以外にお世話になった人にも贈り物をしてまわったのが始まりとなったそうです。

②贈る時期

お中元を贈る時期

お中元は、関東なら7月初旬~7月15日まで、関西なら7月下旬~8月15日までに贈るのが一般的です。ただし、時期は地域によって異なります。贈る人の地域にあった時期に贈るように注意しましょう。

全国の地域別のお中元をおくる時期はこちらの記事をご参照ください。
▶︎参考:お中元を渡す時期はいつからいつまで?地域ごとのシーズンまとめ

お歳暮を贈る時期

一方お歳暮は、関東では12月初旬から12月31日、関西では12月13日から12月31日までとされています。最近は関東では11月下旬から贈る人も増えているようですので、早めに贈っても問題ないでしょう。

ただし、年の暮れがせまった忙しい時期に届いて迷惑にならないよう、20日くらいまでに贈るのがマナーとされています。

③贈り物に込める気持ち

お中元とお歳暮では、贈り物に込める気持ちに違いがあります。

  • お中元:半年間の感謝の気持ちと健康を願うきもち
  • お歳暮:1年間の締めくくりとしての御礼と「来年もよろしくお願いします」というご挨拶のきもち

お中元が半年の気持ちなら、お歳暮は1年間の気持ちなのでお歳暮の方が気持ちの重みもあるものになります。お歳暮の方が相場が高くなるのはそのためです。

④品物の選び方と相場

お中元をお歳暮えは、品物の選び方と価格帯に違いがあります。

  • お中元:ゼリー・飲み物・ひやむぎ・フルーツなど清涼感のあるもの
  • お歳暮:肉類・ハム・魚介類・酒類・鍋類などスタミナやボリュームのある高級感のあるもの

お中元は暑い夏をこの品物でのりきってくださいという思いを込める意味があるため、清涼感のあるものを選ぶ風習があります。それに対して、お歳暮は寒い冬にスタミナがつくものや、家族が集まって食べられるようにボリューム感のあるもの、少し高級なものなどが選ばれます。

相場はお中元が3,000円から5,000円、お歳暮はそれより少し高めが相場ですが、あくまで目安になります。

⑤遅れた時のマナー

お中元・お歳暮の時期に贈り物ができなかった場合、それぞれおくりものの表書き(名称)もおくる時期によって変わります。

表書きと時期
お中元が遅れたとき ・暑中御見舞(目上の方宛:暑中御伺)
7月16日〜立春の前日
・残暑御見舞(目上の方宛:残暑御伺)
立秋から処暑(しょしょ)まで
お歳暮が遅れたとき ・お年賀
年明けから松の内まで
・寒中御見舞(目上の方宛:寒中御伺)
松の内以降2月4日頃まで
用語メモ

立春 :8月7日(年によって8日の時がある)
処暑 :8月23日
松の内:1月7日(関西は15日)

⑥お歳暮だけでも可

お中元とお歳暮は両方を贈る必要はありません。毎年定期的に贈るものであるのは変わりませんが、お中元は省いてお歳暮だけをおくることも可能です。パターンとしては

  1. お中元&お歳暮を贈る
  2. お歳暮のみ贈る

2パターンしかありません。お中元とお歳暮を贈るなら毎年2回、お歳暮だけなら毎年1回と決め、お中元がある年とない年がないようにしましょう。

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まとめ

お中元とお歳暮は贈る時期だけでなく目的や込める気持ち、品物選びや金額相場、遅れた場合の名称などの違いがあります。違いをしっかり理解して、両方贈るのか、どちらも贈るのか見当しましょう。

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