気持ち新たに一歩を踏み出す、そんな4月にはどのような人気の行事、イベント、記念日があるのでしょうか。チェックしていきましょう。
日本の4月の行事・イベント・記念日と言えばコレ!?
日本の4月の行事、イベント、記念日として挙げられる事が多いものを以下で紹介しています。
新年度
官公庁や学校などでは、4月1日から3月31日までを1年とした「年度」を用いています。そのため、官公庁や多くの企業では4月1日に入社式を行い、学校でも4月上旬に入学式を行います。
しかし明治時代の初めまで、学校の入学や進学時期は決まっていませんでした。1886年に会計年度が4月から始まると定められたことにより、学校の新年度も4月1日に統一されました。
初々しい新社会人や学生の姿を見ると「春が来た」という気分になりますね。
ちなみに先進国の多くの学校では9月に新学期が始まりますが、インド、パキスタン、ネパールの学校は日本同様4月に新学期が始まりますよ。
エイプリルフール
どこの国が始めた風習かははっきりと分かりませんが、日本にエイプリルフールが紹介されたのは大正時代。
欧米の風習として新聞などで紹介されたそうです。
身近な人に小さないたずらを仕掛けるのは楽しいですが、最近ではインターネット上でフェイクニュースが発信されるなど、大きな混乱を招く可能性もはらんでいます。
クスっと笑えるユーモアのあるいたずらで楽しむことを心がたいですね。
花まつり
華やか花御堂に安置された誕生仏に甘茶を注ぎ、仏の供養と子供たちの健康を祈ります。
4月8日前後には、宗派に関係なく全国の寺院や地域で、甘茶の接待や稚児行列などの法要やイベントが行われます。甘茶はヤマアジサイの甘味変種で、江戸時代頃から民間薬として利用され始めました。
お釈迦様が生まれた時、九頭の竜が天から芳しい甘露を吐いて産湯を満たしたという伝承があり、ここから花まつりには仏に甘茶を注ぐようになったと言われていますよ。
お花見
桜並木を散歩するだけでも心がウキウキしますね。
お花見は奈良時代に貴族が梅の花を観賞していたことに由来すると言われています。古来の日本では梅が神聖な木として扱われていました。桜を愛でるようになったのは平安時代以降。
『源氏物語』に桜の下で宴会をしている様子が記されていることから、日本人が長く桜を愛してきたことが分かります。
日本は南北に長いため、お花見シーズンは地域によって異なりますが、ベストタイミングを逃さず桜を楽しみたいですね。
十三参り
主に京都や大阪など関西の一部を中心に、4月13日前後に行われます。
虚空蔵菩薩は知恵や福徳を司ると言われ、十三参りで好きな漢字一文字を半紙に毛筆で書いて奉納し、祈祷をしてもらうと、大人としての知恵を授かるとされています。
帰り道に途中で振り返ると、授かった知恵を落としてしまうと言われ、寺社を出るまでは振り返らないようにする習わしがありますよ。
昭和の日
昭和の日は、「激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす」と定められました。
ゴールデンウィーク初日という印象が強い昭和の日ですが、最近の若者世代は「昭和がレトロでかっこいい」と感じている人も多いようです。
昭和を生きた事がある人なら昭和という時代を振り返ってみてはいかがでしょうか。
まとめ
4月が新たなスタートの月と感じるのは日本人ならではのようですね。
人気有名どころのイベント、行事、記念日と言うとエイプリルフールやお花見、ゴールデンウィークの初日である昭和の日など、4月は楽しい行事もありますね。
どの行事にも歴史があり、由来を知ると興味深く感じられますよ。
5月については「5月の人気の行事・イベント・記念日と言えば?【日本】」で紹介していますのでよかったら合わせてご覧ください。