学生は夏休み真っただ中で休みの雰囲気が強い1カ月ですが、8月の行事やイベント、記念日なども気になりますね。
日本で人気がある8月のイベント・行事・記念日は何?知っておきたいおすすめは?
8月のイベント・行事・記念日などで人気がありぜひ知っておきたいおすすめなものを見ていきましょう。
花火の日
戦時中に禁止されていた花火が1948年8月1日に解禁されたことを受け、1967年に制定されました。
花火を打ち上げるようになったのは、1733年の大飢饉がきっかけです。八代将軍・徳川吉宗は慰霊と悪疫退散を祈って水神祭を行い、その時に花火を打ち上げたのが始まりとされています。
8月1日は世界最大の花火大会とも言われる「教祖祭PL花火芸術」が大阪府富田林市で行われる日としても知られていますよ。
箸供養
日本では古来より、箸には使った人の霊が宿り、むやみに捨てると災いがあると信じられてきました。
8月4日には日本各地の神社で箸供養が行われ、折れた箸や古くなった箸に感謝を捧げ、お炊き上げを行います。712年に完成した『古事記』や720年に完成した『日本書紀』には箸に関する記述があり、箸は私たちの生活に深く関わっている道具だということが分かります。
毎日使っている箸に感謝する日にしてみてはいかがでしょうか。
山の日
山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する日として2016年に施行された比較的新しい祝日です。
日本人は古くから山を信仰の対象とし、山を敬遠して眺める信仰や山に登る信仰がありました。最近は老若男女問わず、レジャーとしての登山が人気です。
大阪市にある山頂4.53メートルの「天保山」は日本で2番目に低いとされる山。丘を登る感覚であっという間に登頂できるうえ、登山証明書をもらえることから人気のスポットになっていますよ。
最近ではお盆休みの大型連休は山の日からスタートする企業も増えていますね。お盆休みについては別記事で紹介しています。
終戦記念日
1945年8月15日、昭和天皇の肉声による玉音放送で国民に終戦が伝えられました。その後1982年に、戦没者を追悼し平和を祈念する日として終戦記念日が制定されました。
戦時中、広島と長崎に原爆が投下され、日本は世界で唯一の被爆国となり、多くの犠牲者が出ました。
この痛ましい事実を受け止め、戦没者に哀悼の意を捧げ、世界平和のために何ができるかを考える日にしたいですね。
お盆
自宅では盆棚を作り、盆提灯やなすやきゅうりで作った精霊馬、精進料理のお膳、季節の野菜や果物などを飾ります。
ご先祖様を自宅にお迎えするため、玄関やお墓で迎え火を炊き、お見送りの際には送り火をします。
京都市では8月16日に「五山の送り火」が行われ、市内の6つの山に「大・妙・法・船形・左大文字・鳥居形」が灯されますよ。
お盆についてもっと知りたい!って人は別記事でも紹介しているので合わせてご覧ください。
地蔵盆
地蔵がある町内では地域の人々が地蔵を洗い清め新しい前掛けを着せ、灯篭や供え物をして祀ります。
京都では子供が生まれると、名前を書いた提灯を奉納する風習があります。地蔵菩薩は中近世以降、子供の守り神として信仰されるようになりました。
地蔵盆は子供のための祭りとも言え、地蔵に詣でた子供たちはお菓子をもらったり、イベントを楽しんだりして過ごすんですよ。
まとめ
花火やお盆、地蔵盆は古くからある日本の夏の行事でしたね。
箸供養は、生活に欠かせない箸に感謝するという日本人らしい行事だと思います。「終戦記念日」は風化させてはならない日です。犠牲者を悼み、世界の平和を願いたいですね。
いろんな行事、イベント、記念日がありますが、8月と言って一番イメージするのがお盆ではないでしょうか。
また次月9月については「9月の人気の行事・イベント・記念日と言えばコレ?【日本】」で紹介していますのでよかったら合わせてご覧ください。