カレンダーを見て、大安や一粒万倍日などと書いてあれば、「なんだか、今日はうまくいく気がする!」と思えますが、仏滅と書いてあれば、少なからず心はどんよりとしてしまいます。
「暦に今日の運命を決められるなんて、冗談じゃないよ。」と思いながらも、気になってしまうものですよね。
暦の中には、自分次第で吉凶を変えられる、めずらしい日があるのをご存じですか?それは「重日」と言います。これは、暦の下の段に書いてある、その名も暦注下段(れきちゅうげだん)という占いの1つです。

その日の過ごし方次第で運気が変われば、ちょっとやる気が出ますよね。では、今回は重日について調べてみたいと思います。
「重日」意味由来は?

これは、吉運・凶運のどちらでもない、歴注下段の中でもめずらしい暦と言えます。
吉事を行えば吉事が重なり、凶事を行えば凶事が重なる
重日は名前の通り、「吉事を行えば吉事が重なり、凶事を行えば凶事が重なる。」という意味があります。
つまり、何か行動を起こせば、それが重なった結果となって返って来る、吉日とも凶日ともなりうる日なのです。
ちょっとやる気になりませんか?
由来は中国の易学と八卦・十二支をあわせたものか?
易学は紀元前から中国にある占いで、古くは、亀の甲羅のひび割れで吉凶を占っていました。現在でも、竹の棒を手でじゃらじゃらして占う姿は、みなさんもイメージできると思います。
八卦も中国の占いですが、世界を陰と陽に分けた8つの要素で占う方法です。「当たるも八卦、当たらぬも八卦」という占いを表した言葉や、お相撲の「はっけよい」も、「八卦良い」から来ています。
八卦の8要素のひとつ「乾(けん)」は天を表し、非常に陽の性質が強く、「坤(こん)」は地にあたり、非常に陰の性質が強い言葉です。

十二支の「巳」は乾、「亥」は坤とされているため、巳と亥の日が重日とされているのではないかという説が、有力のようです。
「重日」には、もうひとつ意味がある?
中国では、3月3日や5月5日、7月7日、9月9日など、陽の性質を持つ奇数の重なる日を縁起の良い日とし、節句として重んじる考え方があり、これも重日と呼ばれています。
この考え方は日本にも伝わっており、端午の節句や七夕としてなじみがありますよね。この重日は、歴注下段の重日とは意味が違い、完全にべつものと言われています。

どこかで「重日」という言葉を見た時は、どちらの意味で使っているのか、と考えてみてください。
「重日」はいつ?2026年は?

暦では、年・月・日のすべてに、「子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥」の十二支が割り振られています。
そのうち、重日は「巳の日」と「亥の日」にあたり、基本的には6日に一度のサイクルで、定期的にめぐってくる暦注下段のひとつです。
2026年の重日の日程
- 1月1日・7日・13日・19日・25日・31日
- 2月6日・12日・18日・24日
- 3月2日・8日・14日・20日・26日
- 4月1日・7日・13日・19日・25日
- 5月1日・7日・13日・19日・25日・31日
- 6月6日・12日・18日・24日・30日
- 7月6日・12日・18日・24日・30日
- 8月5日・11日・17日・23日・29日
- 9月4日・10日・16日・22日・28日
- 10月4日・10日・16日・22日・28日
- 11月3日・9日・15日・21日・27日
- 12月3日・9日・15日・21日・27日

「重日」にするといい事としてはいけない事は?

するといい事
そのため、おめでたいイベントや、何か新しい挑戦をする日に向いています。
新しいものを買ったり、商売を始める、着物を着始める、または入学など、「何度あっても嬉しいね。」と思えるようなイベントに当てると良いでしょう。
しないほうがいい事
反対に、重日に向いていないイベントは、「何度もあっては困ること。」になります。
つまり、結婚式、お葬式、治療、出家、種まきなどが不向きです。

結婚式は離婚&再婚とつながりますし、種まきは2度行うと、1度目は不作だったという意味になるので、良くないと言われていますよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか?暦注下段の「重日」がどんな日か、おわかりいただけましたか?良いことはさらに良く、悪いことはさらに悪くなるという、吉凶を問わず縁起が増すという、少しめずらしい暦でした。
暦注下段はあまり有名ではありませんが、少し調べてみると、「受死日」や「十死日」など、命にかかわるような凶日の暦が多いことに気づきます。
「今日は凶日!」と言われると、だれでも少しは心が曇ってしまうので、「知らない方が幸せ。」と思う方もいるでしょう。
ですが、重日に関しては、自分の行動次第で吉運をつかめるおもしろい日なので、積極的に生活に取り入れてみたら、楽しいかもしれませんよ!

