履歴書などを書いている時に、「あれ?卒業したのは何年だったかな?」と考えてみると、「そういえば、卒業してすぐ元号が変わったよなあ…。」と、ぼんやり思い出します。
いざ記載しようと思うと、「卒業したのは3月だけど…、令和元年でいいのかな?平成31年にすべき?」と、悩んでしまいます。
西暦にしてしまえばよいのかもしれませんが、正式な書類の場合はどちらを使えばいいのだろう?と思うこともありますよね。
では、今回は「平成31年」と「令和元年」について調べてみましょう!
目次
平成31年と令和元年は西暦で言うと何年?2019年か?
2019年は、ラグビーWカップでベスト8、吉野彰さんがノーベル化学賞を受賞、野球のイチローさんの引退、消費税10%を導入、などの出来事があった年です。
過去においてほとんどの場合は、現行の天皇が崩御されたタイミングで次の天皇へ継承されるのが通常でした。そのため、国民は悲しみと喪の気持ちを感じながら、新しい時代を迎えてきたのです。
ですが、平成から令和に変わった時は、天皇自らが退位をご決断され継承されたために、国内はお祝いムード一色となりました。
新元号の活気のもと、ラグビーWカップにてラグビーが明るく盛り上がっていたのを覚えている人も多いのではないでしょうか。
新元号「令和」が発表されたのは何月?発表したのは誰?
新元号「令和」が発表された日は2019年4月1日です。
新元号「令和」が4月1日に発表されると、令和と名の入ったお菓子やお酒が販売され、「令和婚」や「令」のつく名前の子供が急増しました。
「令和」を発表したのは菅義偉官房長官
「令和」を発表したののが誰なの?って気になる人も多いと思います。「令和」を発表したのは菅義偉(すがよしひで)官房長官です。
4月1日に菅義偉(すがよしひで)官房長官(当時)が新元号を発表した会見を、あなたも記憶しているのではないでしょうか。
この会見はTwitterやYouTubeでライブ配信され、あわせて70万人近くが視聴したと言われています。おしゃれな新元号を見て、「おぉ~。」とうなった方も多かったのではないですか?
国民が楽しく盛り上がっていたのが、わかりますよね。
平成31年はいつからいつまで?
新元号に変わるのは5月1日からとされていたため、平成31年は2019年の1月1日から4月30日までとなりました。
30年続いた「日本にとって、初めて戦争のなかった時代」は、この時、終了したのです。
「平成」の意味は?
平成という言葉は「国の内にも外にも平和が達成される。」という意味があります。
まさに、それを実現できた時代と言えたでしょう。
令和元年はいつからいつまで?
令和元年は2019年の5月1日から12月31日までになります。
天皇が即位された年は、はじめの年という意味で、1年ではなく、元年と呼ばれます。
このおめでたいタイミングで、「令和婚」をした人も多かったと思います。
「令和」の意味由来は?和歌「万葉集」から由来?
出典は5巻の「梅花の歌」にある「令月」という言葉。令月には「何をするにも良い月、めでたい月」という意味があり、「春の訪れを告げる梅の花のように、ひとりひとりが大きな花を咲かせる日本でありたい。」という思いがこめられています。
ちなみに提案した人は公表されていません。とても美しく、明るい未来がやってきそうな言葉ですよね。
平成31年と令和元年はどちらを使うのが正しい?使い方や違いは?
答えは、「どちらでも大丈夫」です。
正式な書類などでは、平成31年・令和元年どちらを使っても基本的には受け付けてくれます。
履歴書に記載する際も、和暦ならば令和元年がおすすめですが、平成31年でもよいとされています。(もちろん西暦でも可。)手形や小切手などにすでに記載された平成32年などの数字も、そのまま使うことができます。
ただこちらの場合は、気になるのであれば二重線で消し、令和2年と書き直してもOKです。団体によっては、「平成31年度・令和元年度○○会」のように、併用する場合もあるようです。
元号が変わることで企業などは大騒ぎになりましたが、書類に記載する時は、比較的自由なようですね。
令和は1年の真ん中近くでスタートなので平成と比べて不慣れな人が多い?
こういった体験は何度もできることではないので、どうしても少し不慣れな面が出てしまいますね。
昭和から平成に変わったのは1月8日の事でした。それならば1年のほとんどが平成元年なので気にはならない人も多かったようですが、令和は一年の真ん中あたりでスタートしたので、よけいに迷ってしまうのかもしれませんね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?平成31年と令和元年、明るく美しく移行していたことがわかりましたね。平成は、日本で初めて戦争のなかった時代とご紹介しました。
その言葉通り、日本は平和で、世界に向けて発信できる文化が盛んになってきたと感じます。令和という言葉には「ひとりひとりが花を咲かせる時代」という思いがこもっています。
令和元年からの数年を経て、仕事最優先にしてきた日本国民も、働き方改革、生き方改革を始め、自分の幸せの形を求める人が増えたように感じます。
まさに、「令和」の言葉通り、個人の輝く時代へ突入しているのかもしれませんね!