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「地火日(ぢかにち)」意味由来は?2024年はいつ?する事・しない事は?

地火日
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「歴注下段」のひとつに建築に不向きな「地火日」があります。

「マイホームを買う」というイベントは、よほどリッチな方でない限り、一生に一度の大イベントですよね。

「絶対にいい家にしたい!」という思いが強ければ、契約や建築に良い日取りを選びたいと思うものでしょう。

暦には、大安や一粒万倍日などたくさんの暦が載っていますが、その中には、「この日に家を建ててはいけない!」という、マイホーム建築中の方が知っておきたい暦もあるのです。

それは暦の下の方にある占い「歴注下段(れきちゅうげだん)」のひとつで、「地火日」と言います。

大和
大和

あとから気づいて「しまった!」と思わないように、ぜひ、チェックしてみてください!

「地火日」の意味由来は?

意味由来を説明している女性の先生

「地火日」は、「ぢかにち、ちかび」などと読みます。

「ぢ」は「じ」と書かれていることもあります。

意味

地火日は、読んで字のごとく、地面の火気が非常に強いので、土を動かすことに不向きと言われる暦で、歴注下段の凶日に分類されます。

由来

由来は陰陽五行説と関係があると言われています。

五行では、火気は天火(てんか)、地火(じか)、人火(じんか)の3つに分けられると考えられています。

天火は空の火の気のこと、地火は地面にまつわる火の気のことを指します。そのため、地面に火気の強いこの日は、土を掘ることや植樹など、土を動かす作業が全て凶と言われているのです。

「地火日」はいつ?2024年はいつになる?

いつなのか疑問になっている女性の人

地火日の日付は、立春、夏至などの「二十四節気(にじゅうしせっき)」による月の区切り(節切り・せつぎり)と、毎日に割り振られた干支で決まります。

 

毎日の日付には、「子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥」の十二支が、この順番で割り振られています。

大和
大和

月ごとに決まった干支の日が地火日となるので、基本的には12日に1回のサイクルで、定期的にめぐってきます。

各月の「地火日」の干支

  • 正月…巳の日
  • 2月…午の日
  • 3月…未の日
  • 4月…申の日
  • 5月…酉の日
  • 6月…戌の日
  • 7月…亥の日
  • 8月…子の日
  • 9月…丑の日
  • 10月…寅の日
  • 11月…卯の日
  • 12月…辰の日

 

大和
大和

ここでいう月は節切りによるものなので、わたしたちの使っている月とは少しずれています。

2024年の「地火日」

現代のカレンダーで見た、2024年の地火日をチェックしてみましょう。
  • 1月4日
  • 1月17日
  • 1月29日
  • 2月11日
  • 2月23日
  • 3月7日
  • 3月19日
  • 3月31日
  • 4月13日
  • 4月25日
  • 5月8日
  • 5月20日
  • 6月1日
  • 6月14日
  • 6月26日
  • 7月9日
  • 7月21日
  • 8月2日
  • 8月15日
  • 8月27日
  • 9月9日
  • 9月21日
  • 10月3日
  • 10月16日
  • 10月28日
  • 11月10日
  • 11月22日
  • 12月4日
  • 12月17日
  • 12月29日
大和
大和

1年で30回ほどありますね。土地や家にまつわることをするタイミングは少ないので、あまり気にならないかもしれません。

「地火日」は同じ日程の暦がある?「十二直」と同じ?

女性の先生

暦にはたくさんの種類の占いが載っており、その中には、日付の選び方が全く同じものも存在してしまいます。

「十二直」と同じ?

たとえば、「十二直(じゅうにちょく)」の「平(へい)」は、日付の選び方が地火日と同じです。十二直というのは、歴注の中段に書かれたもので、北斗七星の方角と十二支を使った、「建(けん)、満(まん)」などの12個の文字で分ける占いです。

その中の「平」は、「天帝が集まり、ものごとを平らかにする日」として、吉日とされているのです。しかも「旅行や婚礼、引っ越し、道路工事、柱建て、壁塗りなどに吉」とされているので、地火日と意味が全く反対ですよね。

大和
大和

由来によっていろいろな意味があるのですから、占いとは気の持ちようなのかもしれませんね。ただ、「平」の日も、「種まき、穴掘りは凶」とされているので、これだけは控えた方が良いでしょう。

「地火日」にするといい事としてはいけない事は?引っ越しや契約は?

女性の先生

「地火日」にするといい事としないほうがいい事って気になりますよね。

工事・種まき・農作業【しないほうがいい?】

地火日は、土を動かす作業が凶と言われる暦です。そのため、土にまつわる行事だけを避けていれば、それほどさしつかえはないでしょう。

つまり、植樹や井戸掘り、家を建てる際の工事などがあてはまります。土と建物をつなぐ基礎工事、安泰を祈願して石を置く定礎(ていそ)、柱建てなどの日程は、できるだけ避けると良いでしょう。

土を掘り返すので、種まきなどの農作業も不向きです。12日に1度お休みと言われたら、農家さんは困ってしまいますね。

葬儀関連【しないほうがいい?】

また、土葬とつながることから葬儀関連もNGとされます。

結婚・引越し・マイホーム建築・不動産系の契約

土に関すること以外は、ほぼ問題はないのですが、結婚にともなう新居への引っ越しや、マイホームの建築、不動産や住宅関連の契約などは、控えた方が良いとされています。

現代では、家や土地に関する暦は、「地火日」や「天火日」よりも、選日(せんじつ)の「三隣亡」を気にしている人の方が多いので、あわせてチェックしてみてください。

「三隣亡」については別記事で紹介していますのでよかったらあわせてご覧ください。

するといい事・したほうがいい事は特にない?

「地火日」にするといい事やしたほうがいい事は特にありません。

まとめ

いかがでしたか?暦注下段の凶日、地火日がどんな日か、おわかりいただけましたか?

大地の火の気が強く、土を動かす作業には不向きな、少し個性のある暦だとわかりました。家や土地に関することは大きなお話なので、日取りを選びたくなってしまうと思います。

暦の中には、ほかにも三隣亡など、土地や家に関する凶日があります。さらに、不成就日などの全てに良くない日をあわせたら、1年のほとんどがあてはまってしまい、動けなくなってしまいますよね。

特に暦注下段は、科学的根拠のない迷信のようなものです。信じすぎないように注意して、前に進んでくださいね!

 

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