お中元は「お世話になった方への半年分の感謝の気持ちを贈る」というものですが、一体どこまでがそれにあてはまるのか自分ではなかなか判断するのが難しいですよね。
特に結婚してはじめて迎えるお中元の時期など、慣れない親戚付き合いに頭を悩ませる方もいるのではないでしょうか。
今回はお中元を贈る相手について、親戚にはどこまで贈ったらいいのかを考えてみましょう。
目次
お中元を贈る親戚の範囲の正解
お中元を贈るべき親戚の範囲は、どこまでが正解なのでしょうか。
家庭によってどこまで贈るかは違う
お中元を贈る親戚の範囲は、一般的に
- 自分の両親と結婚相手の両親
- 本家
- 普段からおつきあいのある親戚
となります。ただし、そんな儀礼のようなことはしなくていいというご両親も多いでしょうし、両親とはやりとりしていないというご家庭も多く、これが正解というわけではありません。
お中元を贈る範囲はその家によって全然違うため、正解はないというのが結論になります。ここまで贈るものだ、という一般的な正しい答えはありません。自分たちで家のしきたりや方針にあわせていくことになります。
お中元などのおつきあいの行事に関しては、基本的に教科書通りの正解はありません。それぞれの家の習わしにそって考えていきましょう。
お互いの両親に確認する
親戚のどこまで贈るべきかに関しては、自分の両親にまず相談してみるのが一番です。自分の両親もくぐり抜けてきた課題のはずですので、どこまで贈るべきかアドバイスをもらいましょう。自分の親戚には送っていないけれど、相手の親戚には贈っている、というようなかたちになることもあります。
筆者の場合、そのような親戚付き合いは一切なく、おくりものは会ったときにのみするようにしています。ただし、しきたりのあるお家柄に嫁いだ友人は旦那さん側の親戚全てのご家庭に贈り物を欠かさずしているようです。
特に子供が生まれると、親戚同士でベビー用品やこどものおもちゃなどのおさがりを受け渡しあったり、一緒に旅行に行ったりとなにかと子供がらみで親戚を頼ってお世話になる場面も多いため、そのような場合は感謝の気持ちを込めて深いおつきあいのある方には贈ってもよいかもしれません。
結婚式に参列した方を基準にする場合
新婚さんがお中元を贈る範囲に悩んだら、結婚式に参列していただいた親戚の方のご家庭ごとに贈るのが無難です。
お祝いをいただいた方にはマスト
親戚の中で結婚のお祝いなどをいただいた方には、普段のおつきあいがあまりなくても贈ったほうが無難です。ただし、今後も継続的におつきあいがないという場合はお中元ではなく「御礼」としておくったほうが良いかもしれませんが、親戚付き合いを重んじる家柄で今後もやりとりが必要になれば「お中元」としておくるのが良いかもしれません。
これもどうするかは夫婦で話し合ったほうが良いでしょう。
多い場合はどこまで贈るかリストアップする
結婚式に参列してくださった親戚があまりにも多く、お互いそのような行事のときしかあつまらないような間柄であれば全ての人に贈る必要はありません。儀礼も逆に失礼に値してしまうからです。
そのような場合は、親戚の一覧を夫婦でリストアップして、贈るべき人とそうでない人をリストアップしましょう。
リストアップした結果を両親にチェックしてもらう
結婚式の参列リストからリストアップしたお中元を贈るリストの親戚を、最終チェックはお互いの両親にしてもらうようにしましょう。結婚式お参列者を基準に選ぶときに気をつけたいのは、もしかしたら夫婦が知らないところでお世話になっている親戚がいるかもしれないということです。
知らないところで口利きをしてくださっていたり、結婚式関係で思わぬところで助けていただいているなんてこともあるかもしれません。結婚式は本人だけでなく家同士の周りの方々の助けがあって出来上がるものですよね。そんなところを見逃さないためにも、両親に必ず確認してみてくださいね。
親戚へのお中元の金額の相場
親戚へのお中元の相場は3,000円から5,000円程度です。若い夫婦で多くの親戚に配るのであれば、3,000円程度でも構わないでしょう。値段よりも感謝の気持ちを伝えることが大切ですので、しっかりお礼状を手書きするなど値段よりも気持ちを伝えることに気を使いましょう。
まとめ
お中元を親戚に配る範囲に正解はなく、家ごとに違う慣習があるものです。まず迷ったら両親や兄弟に相談するなど、身近な人のアドバイスを一番に考えましょう。
知人やネット上の情報だけでは判断できないのが家ごとの習わしですので、よくコミュニケーションをとって気持ちの良い親戚付き合いができるようにしてくださいね。