「もう12月か~。」なんて言っていたら、あっという間にクリスマスも終え、お正月休暇を待つだけとなりました。
今年の仕事をすっきりと片づけて、「仕事納め」のご挨拶に回るだけです。ふと周りを見れば、自分の会社のお仕事は終わるけれど、他の会社はまだ働いているところもあるようです。「いつ仕事納めなんだろう?」と疑問に思うことはありませんか?
仕事を終える日というのは、決まった日付があるのでしょうか?今回は、「仕事納め」について調べてみましょう。
目次
民間企業の仕事納めはいつ?2024年は?
それぞれの会社で、今年の営業の最後の日を「仕事納め」と呼ぶため、これと言って決まった日程はありません。
近年は24時間営業が一般的になり、銀行ですら12月30日まで開けているところがあるほどです。飲食店などのサービス業や旅行会社は、年末年始はむしろかき入れ時、「仕事納め」の日は設けず、お正月の間ずっと営業して、交替でお休みを取るところも多いようです。
大変だなあとは思いますが、そのおかげで私たちのお正月休みが彩られます。感謝しながら利用させていただきましょう。
官公庁の御用納めに習う企業が多い?
民間の大手企業から中小企業まで、基本的には官公庁の御用納めに習う企業も多いです。
その為、基本的ではありますが、12月28日が仕事納めとする企業が多いようです。
2024年の民間企業の仕事納めはいつ?
しかし、基本的な民間企業の2024年の仕事納めは12月28日です。
この日が土日なら26日や27日もあります。2024年の12月28日は土曜日なので、12月27日金曜日が仕事納めにする企業が多いでしょう。
繰り返しますが、営利を求める民間企業はその会社の都合によって大きく変わりますのであくまでも官公庁に勤務スタイルが似ている一般的な企業になります。
官公庁・市役所の仕事納め(御用納め)はいつ?
具体的には都庁や県庁、区役所、市役所、役場、国会、内閣府、最高裁判所、日本銀行などのことを言います。
「こんな大事なところが休んじゃっていいの?」と思うかもしれませんが、官公庁のお休みは昭和63年にできた法律で決まっており、12月29日~1月3日までと決められています。
その年末年始の休みの前日にあたる12月28日が官公庁の仕事納めである御用納めになります。12月28日が土日にあたる年は27日。26日などに前倒しになります。
この期間は、公務に関わる人もお仕事をしなくてよいのです。法律で定められているのはなんかすごいですよね。
2024年の官公庁・市役所の仕事納め(御用納め)はいつ?
基本は12月28日と覚えましょう!
官公庁以外の公務員の仕事納め(御用納め)はいつ?【教員・自衛官・警察官・消防士・裁判官・検察官】2024年は?
前述した官公庁を除いた、教員、自衛官、警察官、消防士、裁判官、検察官などを見て行きます。
公的機関のため法律どおりに、12月29日~1月3日までがお休みとなります。その為、休みの前日である12月28日が御用納めとなります。(28日が土日なら26日や27日もあります)
ですが、教員・自衛官・警察官・消防士・裁判官・検察官などの公務員は例外が多いです。
官公庁のように規定通りとはいかないようです。
警察官
年末年始にお仕事が増える警察官の方は、もちろん休日返上で治安を守ってくれています。
消防士
消防士も事故や病気の人がいるので出勤する人がいますね。
お餅のつまりで出動が増えるのでは?
刑務官
刑務所を管理する刑務官も同様です。受刑者がいる限り仕事はあります。交代で配慮して出勤数は減らしているようですが、完全なる仕事納めにはなりません。
自衛官
自衛官も完全なる仕事納めにはなりません。
小さい子供がいる家庭などは、少し配慮がされるようです。
裁判官や検察官
裁判官や検察官は年末年始は、必要な人数だけが交代で出勤しているので少なくはしていますが、それでも完全なる御用納めとはなりませんね。
教員
各学校も、県庁などに合わせて29日からは閉校しますが、部活動などで出勤する教師もいます。
公務員でも官公庁ではなく教員、自衛官、警察官、消防士、裁判官、検察官の方は、御用納めの概念は他の職種と比べるとあってないようなものなのでしょう。
このような公務員の人達は大変ですよね。
2024年の官公庁以外の公務員の仕事納め(御用納め)はいつ?【教員・自衛官・警察官・消防士・裁判官・検察官】
2024年の御用納めである12月28日は土曜日になるので、2024年は前日の12月27日が御用納めです。
しかし、官公庁の公務員とは違い、教員、自衛官、警察官、消防士、裁判官、検察官などは規定通りとはいかない事も多いようです。
仕事納めの意味由来は?江戸時代の御用納めが由来?
江戸時代の御用納めが由来?
もともと江戸時代の「御用納め(ごようおさめ)」という言葉から由来しています。「御用納め」は、現在でも公務員や行政機関に勤めている人が、一年の公務を終了することを言います。
ニュースなどで「今日は、官庁御用納めです。」などと言われているのを聞いたこともあると思います。
江戸時代には、幕府や宮中の仕事を「御用」という習慣がありました。ドラマなどで泥棒を捕まえる時などに、「御用だ、御用だ。」と言っているのを聞いたことがありませんか?この頃から、年末に公的なお仕事を終わらせることを「御用納め」と言っていたのです。
現代でも公的なお仕事の最終日には「御用納め」と言います。民間企業は御用納めではなく「仕事納め」になったのは民間企業が使うには少し言葉がきつかったと言う説があります。
確かに民間企業なのに御用って?って思いますよね・・。
仕事納めで使う挨拶は?タイミングは?例は?
このご挨拶は、一年の節目を表すだけでなく、今年一年お世話になった感謝やねぎらい、来年からのよいおつきあいのために送るものです。
挨拶のタイミングや具体的な挨拶の流れは?
タイミングは「仕事納め」の終了時刻の直前や直後がおすすめですが、会社によって決まっている場合はそれに従いましょう。
取引先などに実際に出向くのならば、上司の方と予定を合わせて伺うと良いでしょう。ご挨拶の内容は、文章なら「今年も、あと少しとなりました。」などからはじめ、まずは、今年の総括と感謝を伝えましょう。もし、ご迷惑をかけたことがあれば、ここでお礼を伝えておくと良いでしょう。
そして、来年に向けての抱負や「ご指導願います。よろしくお願いします。」などの関係を良好にする言葉も入れましょう。最後には、「どうぞ、良いお年をお迎えください。」と締めくくれば、十分思いは伝わるでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?「仕事納め」の日は、民間か公務員かで大きく違いがあるのがわかりました。
国政を動かす機関も、年末年始には一斉にお休みを取っていたのですね。ですが、公・民問わず、例外となる職種もあるようです。年末年始に営業する会社や、生活を守る公務員さん達などは、お正月を返上して働いてくれているので、私たちは安心して楽しく過ごすことができるのだということがわかりました。
ですが、どんなお仕事だったとしても、一年間お世話になった人、お礼を伝えたい人などがいることは同じでしょう。
今年の「仕事納め」の際には、きちんとご挨拶をして、すがすがしい新年をスタートさせましょう。