ある調査では、全体の56%の人が自分の「座右の銘」を持っており、60代が一番多いという結果が出ています。
歳を重ねたシニア世代に人気かと思いきや、最近では、学生さんや10代の方などにも、自分なりに心に響く言葉を選んでいる人が増えているようです。

では今回は、世代ごとにおすすめの「座右の銘」を調べてみましょう。
以下、世代別に人気がある「座右の銘」をおすすめとして紹介しています。
目次
小学生に人気おすすめの座右の銘は?
「友だちに助けをもとめられて、知らん顔していられるか!」
国民的人気アニメ・ドラえもん、映画「のび太のアニマル惑星」からジャイアンの言葉です。日ごろ傲慢なジャイアンが、友だちのために勇気を振り絞って動きだす時の言葉です。
小学生には「座右の銘」と言っても、まだピンとこないかもしれません。わかりやすいアニメの中から選んでみると、自然と心を動かしてくれるかもしれません。もし、まだ低学年であれば、「ありがとう」や「えがお」などの、簡単な言葉を使って「大切にすると良い言葉」として教えてあげましょう。
「失敗は成功のもと」
高学年になればことわざなどもわかるようになりますから、失敗をして改善を積み重ねることで成功できるの意味の「失敗は成功のもと」は小学生高学年にもなると座右の銘にしている子もいるようです。
「笑う門には福きたる」
いつも笑っている人のところには、自然と幸せが舞い込んできますよ。の意味。

座右の銘にする事で基本的な性格を育てる助けになるでしょう。
中学生に人気おすすめの座右の銘は?
「百聞は一見に如(し)かず」
有名なことわざなので、耳にしたことがある人も多いでしょう。
頭でごちゃごちゃ考えているよりも、一回本当に見たりやったりすることの方が意味があるということわざです。
座右の銘となる言葉の中には「行動する」ということを大切にしている言葉がとても多いです。情報が溢れる現代の中学生にこそ、心にとめておいてほしい言葉ですね。
「誰にでも出来ることと出来ねェ事がある。お前に出来ねェ事はおれがやる。おれに出来ねェ事をお前がやれ!!!」
また、中学生はアニメにも影響を受けやすい年ごろです。
「誰にでも出来ることと出来ねェ事がある。お前に出来ねェ事はおれがやる。おれに出来ねェ事をお前がやれ!!!」
漫画「ONE PIECE」より、サンジのセリフです。助け合おう、みんなそれぞれ意味がある、ここにいていいんだ。という仲間を大切にする熱い言葉です。

中学時代の仲間は一生の宝物です。大切にしましょう。
高校生に人気おすすめの座右の銘は?
「先入観は可能を不可能にする。」
高校生になれば、部活や趣味など、希望や憧れも強くなってくるでしょう。「先入観は可能を不可能にする。」。メジャーリーグで活躍する大谷翔平選手の言葉です。
大谷選手の恩師の方の言葉だそうです。「そんなすごいこと自分には無理だよ。」と初めから諦めてしまえば、できる可能性があることもできないで終わってしまう。

先入観を捨てて、目標に向かってトライしてきたことで、大谷選手は大きな結果を残しているのでしょう。
「配られたトランプで勝負するっきゃないのさ。」
ちょっと変わっているけれど、高校生の内に心にとめておいてほしい言葉が「配られたトランプで勝負するっきゃないのさ。」です。
チャールズ・M・シュルツの漫画「ピーナッツ」の中で、スヌーピーが言ったセリフです。
高校生にもなればいろいろな壁にぶつかり、家庭の違い、能力の違い、体格の違いと不平等にぶつかると思います。

そこで腐らずに、人生は不平等、自分の持っているカードで戦っていくしかないんだということを学んでほしい言葉です。
大学生に人気おすすめの座右の銘は?
「お金目当てで会社を始めて、成功させた人を見たことがない。」
アップルの創業者、スティーブ・ジョブスが、お金を儲けるために起業を考えている人に向けて言った言葉です。
ジョブズは、まず「世界に自分のアイデアを広めたい」という思いがあって、そのために会社があるのだと考えているようです。

「仕事をするとは?」ということを考え始める時にこそ、刻んでほしい言葉ですね。
「急がば回れ」・「備えあれば憂いなし」・「思うは招く」
就職活動で使うならば、「急がば回れ」や「備えあれば憂いなし」などの、ビジネスのベースともなる言葉や、「思うは招く(思ったら実現する)」など技術者の植松努さんの言葉なども人気です。

大学生なら意味は分かりますよね!
社会人に人気おすすめの座右の銘は?【20代30代40代50代60代以降も紹介!】
20代社会人に人気おすすめの座右の銘は?
「何かを始めるには、しゃべるのをやめて行動し始めることです。」
ウォルト・ディズニーのこの言葉です。「何かを始めるには、しゃべるのをやめて行動し始めることです。」とは頭で考えてばかりいないで、とにかく行動してみることで、わかることがあるという言葉です。
現代は情報があふれ、先に理解してからやろうと、足踏みしている人も多いのではないでしょうか?

20代の社会人に人気の「座右の銘」では、とにかく「動け!」と伝えている言葉が多いです。エネルギー溢れる20代の内にどんどん行動しましょう!
「石の上にも三年」・「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」
「石の上にも三年」や「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」というような、新しい環境に役立つことわざも人気です。
「ラブアンドピース」・「売り出し3年」・「仕事は楽しく、遊びはくそ真面目に」
自己紹介の場面でさらっと添えるならば、「ラブアンドピース」や「売り出し3年」、「仕事は楽しく、遊びはくそ真面目に」が人気。

これらの言葉は自己紹介にも人気ですね。クスッと笑える言葉を用意しておいてもいいでしょう。
30代社会人に人気おすすめの座右の銘は?
「あなたは、あなたであればいい。」
30代は社会の求めるものに答え続け、ふと自分を見失ってしまうものです。そんな時に優しいマザー・テレサの言葉です。「あなたは、あなたであればいい。」

結局人生の選択は、自分が本当に望んでいる方を選べば後悔をすることは少ないでしょう。あなたがあなたらしく存在していれば、どんな選択も正解なのです。
「この世で見たいと思う変化に あなた自身がなりなさい」
30代ともなると、仕事で出来ることも増えるでしょう。「この世で見たいと思う変化に あなた自身がなりなさい」と言う名言があります。
これは、インドのマハトマ・ガンジーの言葉です。
「こうなってくれないかなあ。」と考えているならば、あなたが変わって動かしなさい。他の人や環境に期待するのではなく、あなたにもできることがあるという言葉です。

もうあなたには、できるのではないですか?
40代社会人に人気おすすめの座右の銘は?
「何のために意味をほしいの?人生は意味ではなくて願望なんだよ。」
40代はがむしゃらに走って来たけれど、人生を折り返してふと、疑問が湧いてしまう年代なのです。そんな時はこれを思い出してください。
「何のために意味をほしいの?人生は意味ではなくて願望なんだよ。」
喜劇王、チャールズ・チャップリンの言葉です。
40代になると、「自分の人生の意味は?」と考え始めてしまいます。人生はただやりたいことをやればいい、意味など必要ないんだよという言葉です。

本当の望みはなにかと考えなおさせてくれますね。
「下を向いていたら、虹を見つけることは絶対にできないよ。」
「下を向いていたら、虹を見つけることは絶対にできないよ。」これはチャップリンの言葉です。
意味は分かりますよね。少し寂しくなりがちな40代には、チャップリンの言葉が笑顔にしてくれそうですね。

40代でこの言葉を座右の銘にしておけば壁にぶつかっても前向きに生きられるのでは?
50代社会人に人気おすすめの座右の銘は?

50代になれば、体の不調や、どうすることもできない問題を経験する人が多いからか、古く歴史のある重みのある言葉に惹かれることも多いようです。
「一期一会(いちごいちえ)」
「一期一会(いちごいちえ)」は皆が知る有名な言葉です。聞いた事があるでしょう。
一生に一度の貴重な出会いという意味があります。

歳を重ねて、たくさんの人にあってきたからこそ、大切だと思える四字熟語ですね。
また、座右の銘として人気の四字熟語については別記事でも紹介しているのでよかったら合わせてご覧ください。
「足るを知る」
中国の思想家、老子の「知足者富」という言葉から来ています。
すごいものを追い求めるのではなく、今手元にあるものがどんなに豊かで幸せなのかに気づくことの大切さを伝えています。病気などを体験すると、気づくことなのかもしれません。

50代くらいになると、偉人の言葉だけでなく、自分で人生から学んだ言葉を独自の「座右の銘」として心に刻んでいる人も多いようですよ。
ちなみに偉人や有名人の名言、有名なアニメで使われた名言を座右の銘にしたい!って人は別記事で「座右の銘におすすめの偉人・有名人・アニメキャラの名言」も紹介していますのでよかったら合わせてご覧ください。
60歳以降・高齢者に人気おすすめの座右の銘は?

高齢者の方は、やはり歳を重ねたたことで、学んだものがたくさんあるのでしょうね。
「笑う門には福来る」
「笑う門には福来る」。子供にもおすすめできる言葉ですが、この世代になってもう一度見直すと、意味が断然変わって見えますよね。

人生を積み重ね、結局笑っているのが一番!と感じる豊かな言葉です。
「歳をとるのはおもしろいこと。若い時にはできていたものができなくなること、ひとつずつをおもしろがってほしいのよ。」
「歳をとるのはおもしろいこと。若い時にはできていたものができなくなること、ひとつずつをおもしろがってほしいのよ。」との独創的な言葉。
これは、日本の大女優、樹木希林さんの言葉です。
歳を重ね、さまざまなことを乗り越えたて人生を生き抜いたからこそ言える言葉ですね。この言葉に救われた人は多いでしょう。

歳を重ねると、人生を総合してとらえた、若者では言いこなせないような深い言葉が増えてきますね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?一言に「座右の銘」と言っても、世代ごとに見てみると、その意味は少しずつ違っているように感じました。
目標へ背中を押してもらうためや、自己アピール方法、困難にぶつかった時に支えてくれる言葉、人生を満たしてくれる言葉など、人間が成長していくごとに、「座右の銘」の役割は変わって行くようでした。
ですが、いつの時代も「自分を支えてくれる言葉」という役割は変わらないようです。だからこそ世代を超えて多くの人が、「座右の銘」を心に刻んでいるのですね。
また「有名人や偉人・アニメキャラが残した名言の座右の銘」や「四字熟語の座右の銘」の人気おすすめも紹介しているのでよかったら合わせてご覧ください。