「あ~、夜中に食べるお菓子って、なんでこんなにおいしいんだろう…。」と、遅く家に帰ってくつろぎながら、ついつい食べてしまうことってありませんか?
太っちゃうし胃もたれもするし、とわかっちゃいるけどやめられないんですよね。この、食べるという行為は、健康面だけでなく、縁起にも良い&悪い時間帯があるのをご存じでしょうか?
暦の下の方に載っている「暦注下段(れきちゅうげだん)」という占いには、「時下食」という暦が載っており、それによると、あなたの食べていた時間は、もしかすると災いの起きる縁起の悪い時間だったのかもしれないのです…。

では、今回は、歴注下段のひとつ、時下食についてご紹介します!
「時下食(ときげじき)」の意味由来は?

時下食は、流星のひとつである天狗星(てんこうせい)の精が、わたしたちのいる地上におりてきて食事をする時間のことを言います。
この同じ時間帯に食事をすると、天狗星の精に食事の栄養を吸い取られてしまうと言われており、人間たちの飲食は凶とされています。
また、天狗星の精の残したものを、人間が食べてしまうと、ひどい腹痛などの災いが起きるとも言われており、この時間帯は、食事に関することに注意すべきと言われているのです。

1日の内の数時間だけではありますが、歴注下段の凶日に分類されています。
「歳下食」との違いと共通の由来
暦注下段には、同じように食事に凶とする歳下食(さいげじき)という暦があります。こちらは時下食と違って、一日中食事を凶とするという違いがあります。
この2つに共通する天狗星という考え方は、古代中国に由来しているとも言われ、日本でも飛鳥時代から確認され、日本書紀にも記載のある古い言葉です。

昔の人々は、音を立てて流れる流星を「天の狗(犬)」と表現し、天の使いや警告としておそれていたようですよ。
「時下食(ときげじき)」はいつ?2026年はいつ?

時下食だけは **時間帯によって縁起が変わる凶日** という、少し珍しい暦注です。
時下食は、各月ごとに定められた干支の日のうち、
「ある時間帯の2時間だけが凶」とされる特殊な暦注です。
そのため、日付だけでなく **時間(刻)にも注意が必要** となります。

各月の時下食のルール
-
- 1月…未の日、亥の刻(22時〜24時)
- 2月…戌の日、子の刻(24時〜2時)
- 3月…辰の日、丑の刻(2時〜4時)
- 4月…寅の日、寅の刻(4時〜6時)
- 5月…午の日、卯の刻(6時〜8時)
- 6月…子の日、辰の刻(8時〜10時)
- 7月…申の日、巳の刻(10時〜12時)
- 8月…酉の日、午の刻(12時〜14時)
- 9月…巳の日、未の刻(14時〜16時)
- 10月…亥の日、申の刻(16時〜18時)
- 11月…丑の日、酉の刻(18時〜20時)
- 12月…卯の日、戌の刻(20時〜22時)
ここでいう月とは、立春・夏至などの「二十四節気(にじゅうしせっき)」で区切った
「節切り(せつぎり)」による月を指します。
また、例えば「未の日」というのは十二支が割り振られた日で、
「亥の刻」は一日の時間を十二支で示した時間帯(この場合は22時〜24時)です。
2026年の時下食の日程
| 月 | 該当日 |
|---|---|
| 1月 | 2日・14日・26日 |
| 2月 | 10日・22日 |
| 3月 | 8日・20日・32日* |
| 4月 | 5日・17日・29日 |
| 5月 | 11日・23日 |
| 6月 | 7日・19日 |
| 7月 | 1日・13日・25日 |
| 8月 | 9日・21日 |
| 9月 | 5日・17日・29日 |
| 10月 | 7日・19日・31日 |
| 11月 | 8日・20日 |
| 12月 | 4日・16日・28日 |

気になる日の「時間」も合わせてチェックしておくと安心ですよ。
「時下食(ときげじき)」にするといい事としてはいけない事は?

しないほうがいい事・してはいけない事は?
時下食は、天狗星の精のお食事の時間と重なると災いが起きる日なので、その時間帯だけ、食事や食べ物に関わる行動は避けた方が良いでしょう。
それ以外にも、種まきや俵をあけること、草木を植えること、沐浴(もくよく=体を洗って清めること)などが向いていないとされています。
とはいえ、時下食の凶運が気になるのは、1日の内のほんの2時間程度のことです。12時の月はランチタイムと重なってしまいますが、22時や24時からなどの月もあり、あまり影響のない暦とも言えそうです。

ただ、種まきなどが難しいとなると、昔の時代の農家の方々は大変だったでしょう。今以上に、食に気をつけていたのかもしれませんね。
するといい事は?
「時下食(ときげじき)」にするといい事は特別ありません。
まとめ
いかがでしたか?暦注下段のひとつ、時下食がどんな暦か、おわかりいただけましたか?方位などではなく、天狗星という流星が関係した、めずらしい暦でしたね。
また、他の暦と違って、日にちではなく時間で区切るという一面もありました。暦注下段では、時下食と、似た暦の「歳下食(さいげじき)」の2つが、食事に関する暦です。
医療の発達していなかった昔の時代の人々は、暦で定期的に食へ注意を向けていたのかもしれません。現代では、時下食を優先している人は少ないかもしれませんが、12日に1度くらいは、食生活を見つめ直してみても良いのかもしれませんよ。


