2017年の霜降はいつ?霜降の意味・暦の考え方も解説【図解付】

旧暦の「霜降(そうこう)」という言葉の意味を知っていますか?霜降は「春分」「夏至」などと同じ暦(こよみ)の名称です。読み方も難しいですし、俳句の季語などでは使われていますが、日常生活ではほとんど聞かない馴染みのない言葉ですよね。

霜降とはいつのことで、どんな意味をあらわす言葉なのでしょうか?暦の考え方などもあわせて、わかりやすく解説していきたいと思います。

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霜降とはいつ?

2017年の霜降

2017年の霜降は10月23日(月曜日)です。

霜降とは、旧暦で毎年10月8日頃のことです。ただし、太陽の位置で毎年計算されて日時が決まるため、年によっては24日になることもあります

2017年以降の霜降の日

2024年までの霜降の日付は、以下のように日付が決まっています。

西暦 寒露
2017年 10月23日
2018年 10月23日
2019年 10月24日
2020年 10月23日
2021年 10月23日
2022年 10月23日
2023年 10月24日
2024年 10月23日

よく見てみると、10月23日の年と24日の年によって変わるところが気になりますよね。

なぜ年によって日付が異なっているのでしょうか??その理由をみていきましょう。

日付は太陽と地球の位置で決まる

日付がずれてしまう理由は、太陽と地球の位置を固定して日時をあわせて決めているからです。

1年に1回、地球と太陽が決まった位置関係になったタイミングのことを霜降と名付けているので、「10月23日は霜降の日にしよう」というように、日付で決めているわけではありません。日付そのもので決まっている「節句」等とは全く考え方が違うのです。

では、どのような位置関係がきまっているのでしょうか。下記の図をご覧ください。

これは太陽の周りを1年間かけて地球が1周回る様子を示しているいる図です。決まった角度の場所ごとに名前がついています。
霜降の位置は、春分を基準にして210度の位置の日時となります。

「でも、1周まわって戻って来る時間は1年なんだから、同じことじゃないの?日付がずれる理由になってない・・」
と思うかもしれませんが、「うるう年」を思い出してみましょう。

1年という「時間」は、実は365日よりも6時間ほど多くあります。そのため、太陽を一周し元の位置に戻ってきたとき、カレンダーより6時間ほど遅れて戻ってきてしまうんです。これにより、毎年天文学的な霜降の時間は毎年ずれていき、それが数年分積み重なって日付もかわります。そして、4年に一度のうるう年で調整されてまた戻る、ということを繰り返しています。

年によって日付が違うことがあるのは、上記のような理由です。そのため、2024年以降も霜降の日は10月23日と24日をいったりきたりを繰り返していきます。

霜降の意味と暦の考え方

霜降の日がどうやって決まるか、ということはなんとなく理解できたでしょうか。でも、「霜降自体のことばの意味ってなんなんだろう?」という疑問が残りますよね。そもそも霜降がなんなのか、どんな意味なのかを詳しくみてみましょう。

霜降とは旧暦の名称

霜降とは、二十四節気(にじゅうしせっき)と呼ばれる暦の季節の名称のひとつです。
毎年10月23日頃の旧暦を霜降と呼びます。

二十四節気とは?

二十四節気とは、地球から見たときに太陽が1年かけて1周する円を基準として、1年を24等分し約15日ごとに区切ってつけた季節の名称を意味しています。

先ほどの太陽の図をもう一度見てみましょう。

春分を起点に24等分された地球と太陽の位置関係の名前は、位置関係と同時に季節を表していたのです。これが二十四節気とよばれる旧暦の正体です。

24等分して前半を【節(せつ)】、後半を【中(ちゅう)】とよび、それぞれの期間の区切りとなる日に名称ついています。

下記の表は、二十四節気を四季ごとにならべたのものです。霜降は、赤枠の部分となります。

霜降の期間

2017年の霜降の期間は10月23日から立冬(りっとう)の前日の11月6日までの15日間になります。

二十四節気の名称は、特定の一日だけでなく【期間】としての意味もあります

霜降の前は「寒露(かんろ)」、寒露があけて霜降をすぎると、11月7日からは「立冬(りっとう)」の季節がはじまります。

霜降の意味・季節・由来

霜降とは、「草花に冷たい霜(しも)が降りる」という意味で、「しもふり」ともいいます。露が冷たくなった外気と接して霜となる程の寒い時期をあらわしています。短歌や俳句でも使用されている季語のひとつです。

霜降の季節は、冷え込む朝晩は草木に霜がおりているのがちらほらと見えはじめ、ひっそりと秋が深くなり、もの寂しい雰囲気がかもしだされます。確実に一歩一歩、冬へと近づいていることを五感で認識する季節です。

時々雨もありますが、気持ち良く晴れた秋晴れが多く、美しい紅葉も山々に姿を見せ始めます。

暦便覧原文
霜降は、江戸時代にこよみを記した書物【暦便覧(れきびんらん)】に
「露が陰気に結ばれて霜となりて降るゆゑ也
と記され、「露(つゆ)が冷気とあわさって霜となる季節」と説明されています。

「霜降の候」はいつからいつまで?

「霜降の候」を使える期間は、霜降の期間中(2017年の場合10月23日から11月6日まで)です

霜降の候(読み方:そうこうのこ)とは、秋に使われる時候の挨拶です。「寒くなり、霜が降りる季節になりましたが」とう意味です。

ただ、昔の気候と今の気候は若干ズレがあります。まだそこまで寒くなく、晴れた天気が続くときは「清秋の候」(読み方:せいしゅうのこう)などを代わりに使うとよいでしょう。

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霜降の七十二候

実は、二十四節気をさらに細かい期間に分けた呼び方もあるんです。日本の旧暦の攻略は一筋縄ではありませんね。。この際なので、とことん見ていきましょう。

七十二候とは?

七十二候(しちじゅうにこう)とは、二十四節気をさらに3つに分けた期間のことです。古代中国で考案され日本に伝わったもので、二十四節気よりさらにこまかく季節を表している名称です。

15日を5日間ずつの期間に分けて、それぞれ「初候(しょこう)・次候(じこう)・末候(まっこう)」と呼びます。

各七十二候の名称は、気候の動きや動植物の変化を具体的に知らせるような短文になっています。日本に伝わってからは、日本の季節に合うように変更も加えられており、それぞれ下記のような名称がつけられています。

霜降の七十二候の名称と意味

霜降の15日間のうち5日間ずつ、それぞれの期間に名前と意味がついています。

名称 意味
初候  霜始降(しもはじめてふる)  霜が降り始める
次候  霎時施(こさめときどきふる)  小雨がしとしと降る
末候  楓蔦黄(もみじつたきばむ)  もみじや蔦(つた)が黄葉する

霜がふりはじめて、小雨がふり、紅葉や蔦が黄色く色づいてくるという情景を表しています。寒くなってもの寂しい秋の終わりの雰囲気が具体的に伝わってきますね。

まとめ

霜降について、読み方・意味・期間などは理解できたでしょうか。背景には二十四節気・七十二候という旧暦の考え方があったんですね。日本の文化は本当にどこまでも奥深いです。

めったに使わない言葉ではありますが、せっかくナデシコでひとつ日本の文化を理解していただいたので、霜が降り始めたころに少し思い出してみてくださいね^^

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