しかし、出雲地方では「神在月」と呼び、和風月名が2つあるという面白い月になっています。
それでは10月の行事・イベントや記念日を確認しましょう。
10月の行事・イベント・記念日の人気おすすめ
10月で気になるイベント・行事・記念日を知りたいけど10月と言えば?って人はぜひ以下を参考にしてください。
印章の日
江戸時代まで一部の上流階級の人しか名字がありませんでしたが、太政官布告により庶民も名字を名乗り、実印を持つことが許されました。
以後、日本では実印や認印などの印章は責任や権威を証明するものとして、重要な役割を担い私たちの生活に深く根付いています。
しかし最近では仕事のリモート化が進み、「脱ハンコ」の動きが出てきています。印章の在り方は今後変わっていきそうです。
神嘗祭
天皇がその年の最初に収穫した初穂を伊勢神宮に祀られている天照大御神にお供えします。
そして、国家と国民の安寧と繁栄を祈願し、五穀豊穣に感謝します。伊勢神宮では年間約1500回もの例祭が行われますが、神嘗祭は最も重要なものとされています。
古来よりお米を主食としてきた日本人にとって新米はとてもありがたいもの。真っ先に天照大御神に感謝するのが、この神嘗祭なのです。
神嘗祭については「祈年祭の意味・起源は?」や「神嘗祭と他の違い」で紹介していますのでよかったら合わせてご覧ください。
平安遷都の日
1869年に都が東京に移るまで、京都は1000年以上も日本の都として機能してきました。
京都三大祭りのひとつ、平安神宮で行われる「時代祭」は平安遷都1100年を記念して1895年に始められた祭りで、京都の風俗を遡る時代行列が有名です。
京都市民が歴史上の人物や庶民に扮して練り歩く様子は、「生きた時代絵巻」とも言われています。
読書週間
「読書の力によって、平和な文化国家を作ろう」という志のもと、1947年から始められました。
アメリカでは11月16日からの1週間、子供に本に親しんでもらう運動が行われていて、これを参考に日本の読書週間が始まったとされています。
読書週間には図書館で読み聞かせなどが行われたり、書店でも独自のイベントが開催されたりします。
読書好きな方はもちろん、普段本を読まない方も、読書を楽しんでみてはいかがでしょうか。
ハロウィン
ハロウィンと言えば、かぼちゃをくりぬいて作る「ジャック・オー・ランタン」が思い浮かびますが、ケルト人はかぼちゃではなくかぶを使って魔除けにしていました。
アメリカにハロウィンが伝わった際、かぼちゃがたくさんあったので代わりに使われたと言われています。
日本初のハロウィンのイベントは1983年に原宿の表参道で行われた仮装パレードだと言われています。
まとめ
神嘗祭とハロウィンはどちらも収穫祭が由来でした。実りへの感謝の気持ちは世界共通ですね。
印章は東アジアの文化と言われ、特に日本では印章が重要視されています。「脱ハンコ」の動きがありますが、日本文化として継承していきたいですね。
ちなみに前月9月の行事・イベントや記念日については「9月の人気の行事・イベント・記念日と言えばコレ?【日本】」で紹介していますのでよかったら合わせてご覧ください。