ストレートに考えると鬼が宿る日、危険な鬼が関係することもありマイナスイメージをお持ちになる方の方が多いかもしれませんが、そんなことはありません。
ここでは鬼宿日について紹介していきます。いつ?意味由来は?さらに鬼宿日についてよくある疑問の答えまで紹介していきます。
目次
鬼宿日はいつ?金曜日?2024年は?
と言う事は、その年、その年、今年の鬼宿日は?とカレンダーをチェックする必要があるんですよ!
2024年の鬼宿日はいつ?
- 1月 5日(金)
- 2月 2日(金)
- 3月 1日(金)、29日(金)
- 4月 26日(金)
- 5月 24日(金)
- 6月 21日(金)
- 7月 19日(金)
- 8月 16日(金)
- 9月 13日(金)
- 10月 11日(金)
- 11月 8日(金)
- 12月 6日(金)
2024年版の大きなカレンダーで見ると書かれてあるでしょう。毎回金曜日ですね!
鬼宿日の意味・由来は?中国の天文学?ラッキーデー?
そこから二十八宿といったものが生まれ、天文学や占星術で用いられやがて江戸時代には日本でも流行して、それが鬼宿日の由来となっています。
「宿」という文字が用いられるこちら、二十八宿の一つなのです。
旧暦では1ヶ月周期が28日、月の恒星に対する公転周期も28日、28という数字は何かと中国やインド・日本ではキーとなる数字のようです。
4つの方角ごとに7宿あり、それぞれを守るのが青龍や白虎・この名前は聞いたことがあるでしょう。
この日は鬼が宿にやってくるというよりも、宿にこもっているからこそ自由に動ける日と捉えられます。お釈迦様が生まれたのもこの鬼宿日といった逸話もあり、超ラッキーデーとなります。
財布購入や宝くじ買い・納車には最適か?
新しいお財布や宝くじを買ってみませんか。
金運アップも期待されてますから、そのお財布にどんどんとお金が入ってくるような出来事が起こるかも?宝くじも今までにない高額当選もあるかもしれませんよ。
納車をこの日にするという方も、運が開けると言われており何かを始めるのに最良の日なのです。
月に一度程度のペースでやってくるので、ぜひその日に合わせてみることです。
鬼宿日に引っ越しは?
結論を言えば、お引越しをこの日に当てても良いのです。
新しいおうちで新生活を始めましょう。運気アップも期待できるこの日より始めた暮らしは、きっとうまく行くことでしょう。
「宿」という文字があるので新たな宿に移るお引越しもNGと考えがちですが、今の宿でも新しい宿でもない別のところで鬼はのんびり休憩中です。人間がどこからどこに移ろうが、それを邪魔してやろうという気はまったく無いようです。
会社の開業?習い事の始めや転職もおすすめの日?
28日に一度のこの日、お釈迦様の生まれた日でもあるこの日が最上の吉日です。
昔から人々は、この鬼宿日にあらゆることを始めたのです。大安や仏滅を気に掛けるのであれば、同じように鬼宿日も頭に入れておいて、もしも日にちを自分で指定することが可能な時にはこの日に始めて見ませんか。
邪魔する鬼がいないのですから、きっと始めたこといずれもがうまくいくことでしょう。
「例外もある」鬼宿日に結婚式を挙げたり入籍するのはあり?なし?
結婚・入籍・結納といった婚礼に関係することだけは地域や人によってはNGです。
今どきは仏滅でも、逆に結婚式場が安くなってラッキーとばかりに結婚式の予約を入れるカップルも増えました。
でももし将来的に離婚ということになったら、それで「鬼宿日に結婚したからだ」と後悔するのであれば、親戚からそういったクレームを入れられることが予測されるのなら避けた方が無難です。
どうせ月に一度のこと、それほど弊害とはならないでしょう。 それではなぜ鬼宿日が婚礼関係NGなのか、鬼が宿にいる日が鬼宿日ですがこの「宿」というのを「家」と考えるのです。
結婚とは嫁入り、すなわち「お嫁さんが家に入る」ことです。その家の中に鬼がいることが分かっている日、敢えて鉢合わせて不幸を背負う必要はないとの考えも一部ではあるからです。
そういった理由ですから、お見合いをする程度は問題ないものの鬼が悪さをしないとも限りません。気にされる方は、婚礼に関係する一切を避けられることもあります。
しかし、ラッキーデーとする鬼宿日に婚姻をする人もいます。これは考え方や地域性もあるのでしょう。
七五三は鬼宿日の影響を受けて11月15日になった?
すでに江戸時代からあったこの習慣、のちの五代将軍となる綱吉が病弱だったことから心配した三代将軍の家光が、その当時の鬼宿日であった11月15日に七五三行事をおこないました。
元々は11月の吉日といった日程だったのが、この事実が庶民にも広まったことで11月15日に、それが新暦になってもそのまま引き継がれたのです。
まとめ
大安や仏滅を気にするのであればむしろ、鬼宿日の存在は知っておいていただきたいものです。
28日に一度のラッキーデー、うまく活用して新しいことを始めるきっかけとしましょう。
朱雀や白虎に七五三、あまり知られていないようで鬼宿日につながる考え方はちゃんと現代の我々も知っているのです。