「先負」の意味由来は?2023年はいつ?縁起の良い&悪い時間は?過ごし方も紹介

「先負」
六曜の1つ「先負」の日程や意味由来・縁起が良い時間や悪い時間、過ごし方を気になる人は多いです。

カレンダーを見ると、日付の数字の下に小さく「大安・仏滅」などの文字がありますよね。

よく見ると、これは365日毎日あり、カレンダーだけでなく、一般的な手帳などにも書かれていることが多いと思います。これは「六曜(ろくよう)」という、暦の上での毎日の占いのようなものです。

六曜はそれぞれに意味があって、吉日か凶日かをさしているものです。もちろん大安は縁起が良く、仏滅は注意すべき日です。では、「先負」はいかがでしょうか?

先負の意味はあまり知られておらず、「負」という字から、「当然、縁起の悪い日でしょ?」と漠然と思っている人も多いでしょう。

大和
大和

今回は、六曜のひとつ「先負」に紹介していきます。

「先負」の意味由来は?読み方も紹介!

意味由来・語源

「先負」は、一般的には「せんぶ」と呼びます。しかし、「せんまけ・せんぷ」などと読むこともあります。

名前からして、「縁起が悪そう~。」と思ってしまいますよね。先負は六曜のひとつ「先勝」の対のようなもので、「先んずれば即ち(すなわち)負ける。」という言葉から由来しています。

すべてにおいて急がず慌てず、おだやかに控えめに過ごすのが良い日と言われています。六曜は古く中国の考え方で、鎌倉・室町時代に日本へ伝わり、江戸時代に庶民へと広がりました。

この占いは、一日を時間で区切って吉凶を占う方法なのですが、残念ながら先負は、先勝ほどハッキリと縁起が変わるわけではありません。午前は凶運、午後は「吉というほどでもないが、午前よりは無難」という、小吉程度の運気に上がるくらいです。

大和
大和

先負の日は、朝を少しゆっくりスタートさせて、午後に行動を起こし始めるくらいがおすすめでしょう。

ちなみに六曜の1つ「先勝」については別記事でも紹介しているのでよかったら合わせてご覧ください。

「先負」はいつ?2023年の日程は?

いつなのか?調べている人

六曜は「先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口」の6種類で、この順番のサイクルを6日ごとに繰り返しています。

ですが、毎月1日の六曜は決まっており、「3月1日は先負から、5月1日は大安から」という具合に、月が変わるとサイクルはリセットされます。

また、この月とは旧暦の月のことを言うので、現代のカレンダーに表記すると少しずれてしまい、リセットした時に同じ六曜が続くなどが見られます。

大和
大和

ちなみに先負から始まるのは、3月と9月です。

2023年の先負の日程

  • 1月…1、7、13、19、24,30日
  • 2月…5、11、17、21、27日
  • 3月…5、11、17、23、29日
  • 4月…4、10、16、20、26日
  • 5月…2、8、14、25、31日
  • 6月…6、12、22、28日
  • 7月…4、10、16、21、27日
  • 8月…2、8、14、18、24、30日
  • 9月…5、11、16、22、28日
  • 10月…4、10、15、21、27日
  • 11月…2、8、18、24、30日
  • 12月…6、12、17、23、29日

以上となります。

大和
大和

なんと2023年の元旦は、先負から始まるのですね。お正月休みは気を付けてスタートしましょう!

「先負」の縁起のいい時間は?悪い時間は?何時から何時まで?

「先負」の縁起のいい時間や悪い時間など何時から何時までなのか?を気にする人も多いと思います。

六曜は、中国に由来する時間を区切って考える占いです。

陽が昇ってから沈むまでを3つ、陽が沈んでから昇るまでを3つの、合計6つに一日を分けてそれぞれ吉凶を決めるため、時間帯によって運気が変わります。「先勝の日ならば午前は吉運、午後は凶運」といった具合です。

この考えで行くと、先負は「午前は凶運、午後は吉運」かと思いきや、午後は吉というほど良くはなく、無難に過ごせる小吉という程度の運勢です。

大和
大和

つまり、午前は凶運であり、午後は小吉です!

午前よりは良くなるので、なにか予定がある時は、午後に組めば問題は起きないでしょう。先負は正午12時をさかいに運勢が変わりますので、覚えておきましょう。

なでしこ
なでしこ

正午12時がさかいになる事は重要ですね!

「先負」の過ごし方や向いている事は?向いてない事もある?

「先負」の過ごし方や向いている事や向いてない事が気になる!って人も多いでしょう。

先負は、「負」という時から、訴訟や争いごとなどは、この日を避けていることが多いです。ですが、本来先負は「午前さえ避ければ無難に過ごせる日」という意味があり、小吉くらいの吉日とされていたのです。

それが時が経つ内に、文字のイメージで縁起の悪い日と思われるようになっただけなのです。そのため、午後さえ選べば多くの行事は問題がありません。

結婚式・入籍・引っ越し・納車

結婚式や入籍、引っ越しも午後ならOK。納車もできますが、他の強い吉日(天恩日、天赦日、大明日など)と重なる日を選べば、縁起は良くなり安心できるでしょう

 

天恩日?吉日って具体的にどんな日?って人は別記事で紹介しているのでよかったら合わせてご覧ください。

 

 

お葬式・お宮参り・七五三

六曜は宗教とは関係がないので、お葬式やお宮参り、七五三などをしても問題はありません。

ですが、神社へのお参りは、早い時間が吉と言われているので、どうしても先負の日に行くならば午後一番で行くと良いでしょう。

大和
大和

先負の日は凶日と思われていることが多いため、周りの人の気持ちを配慮することも忘れないようにしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?六曜のひとつ・先負の日がどんな日か、おわかりいただけましたか?

文字を見ると「勝負に負ける縁起の悪い日」というイメージですが、実際には縁起が悪いというほどではなく、小吉程度の無難にこなせる運気の日という印象でした。

とはいえ、午前中は運が良くないので、行事は午後に入れるのがおすすめでしょう。先負は、本当の意味をあまり知られていないので、結婚式やお宮参りなどの大きなイベントをすると、「こんな日にやるなんて!」と思う親戚の方などもいるかもしれません。本当は吉日であったことを伝えるなどの、優しい気遣いも忘れないようにしましょう。

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