結婚式や引っ越しなど、人生の一大イベントをするならば、「うまくいくように。」と願いを込めて、少しでも縁起の良い日取りを選びたいものです。
吉日である「大安」や「一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)」などは、あなたも耳にしたことがあるのではないでしょうか?「吉日」は何種類もあり、それぞれに向いている行事があります。
今回は、適切な日を選んで大切なイベントを後押ししてもらえるように、「吉日」のおすすめの過ごし方や各イベント別のおすすめの吉日についても紹介していますよ。
目次
吉日に結婚や引っ越し・開業・出生届の日にする?おすすめの吉日は?不向きの吉日もある?
結婚式は大安がおすすめ?
人生の一大イベントと言えば、結婚式ですよね。幸せに一日を終えたいこの日におすすめなのは、やはり大安です。
時間を問わず一日中、吉運があり、結婚式にはぴったりです。また母倉日(ぼそうにち)も母になる関連の出来事に最適です。
開業・引っ越しには天赦日・天恩日・大明日・一粒万倍日がおすすめ?
運の極めて良い「天赦日(てんしゃび)」や「天恩日(てんおんにち)」、「大明日(だいみょうにち)」、またはこの先の広がりを表す「一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)」は、引っ越し・開業・結婚などイベントを問わず、新しいスタートの時に選ぶと良いでしょう。
出生届は神吉日がおすすめ?
そして、神社の参拝やご先祖様に関する吉日の神吉日(かみよしにち)に出生届を出せば、一族が増えることをご先祖様が喜んでくれると言われています。
結婚関連に巳の日・寅の日は不向き?
ただ、「巳の日」は、蛇がつかえる弁天様が嫉妬するからと言う理由で結婚関連に不向きとされています。
さらに、「寅の日」は、万里をゆき戻る寅のように、娘が戻って来てしまうからという理由で、結婚関連の行事は不向きとも言われています。
結婚に吉日を選びたい人は吉日だけど不向きの日も覚えておきましょう。
吉日に車の契約や購入・納車・宝くじを買う?おすすめの吉日は?
宝くじを購入するのにおすすめの吉日は?
宝くじ売り場に「一粒万倍日」の旗が立っているのを見かけたことがありませんか?一粒の種が万倍になるこの日は、宝くじや新しいお財布の購入にとても適した吉日です。
また、金運がとても良いとされる巳の日、己巳の日(つちのとみのひ)、スピーディなリターンが期待できる寅の日、全てに運の良い貴重な吉日「天赦日」などもおすすめです。
「巳の日」、「己巳の日(つちのとみのひ)」については別記事でも紹介しているのでよかったら合わせてご覧ください。
車の購入・契約・納車におすすめの吉日は?不向きな吉日もある?
巳の日は金運が良いですが、お金の貸し借りには向いていません。
また、一粒万倍日は借金や恨みを買うようなことは厳禁です。のちのち万倍になって返ってきてしまいますよ!
「一粒万倍日」の意味由来やいつなのかを知りたい!って人は別記事でも紹介していますのでよかったら合わせてご覧ください。
吉日にクレジットカードの申し込み日・住宅ローンの融資実行日にする?おすすめの吉日は?
こちらでも、大安や大明日、天赦日などの、全般的に運気の良い日はおすすめです。
特に出資などリターンを期待するものは、「寅の日」や「一粒万倍日」を選びましょう。
ただ住宅ローンを組む場合だけは借金となりますので、すぐに返せる寅の日を選び、金額が増える一粒万倍日は避けた方が良いでしょう。(ちなみにクレジットカードでのお買物は、借金にはなりません。)
巳の日、己巳の日も、お金に関するイベントには向いていますよ。
吉日の日のおすすめの過ごし方は?掃除で物を捨てる?何かを始める?
そんな予定がない日でも吉日であると分かった日は何をするのがおすすめなのかと疑問になる人も多いと思います。
掃除をして不要な物を捨てる
カレンダーを見ていると、何種類もの吉日が重なる日があるのがわかります。そんな強運の日は、とてもクリーンな気持ちで迎えましょう。
吉日の運気をさらに上げるために欠かせないのは、やはりお掃除です。
お部屋や仕事場をきれいに整理して、不要だと思うものは思い切って捨ててしまいましょう!身軽になれば、新たな運が舞い込むスペースができます。
新しい何かを始める
吉日の日は「自分が本当に望んでいることはなんだろう?」と考えてみてください。
吉日は、今までやりたくてもあきらめてきたことに、思いきってチャレンジする大チャンスです。しっかり自分と向き合って、落ち着いた気持ちでその日を迎え、新たな一歩を踏み出してみましょう。
吉日に食べるおすすめの食べ物は?うなぎを食べる?
うなぎを食べるのがおすすめ?
実は、土用の丑の日以外にも、うなぎ屋さんが繁盛する日があるのです。
それは吉日の中でも大安の日です。ウナギを食べる関連性があるわけではないのですが、お宮参りや婚礼にまつわる慶事が多いため、多くの人が、大安吉日にうなぎを食べています。
さらに宝くじを本気で当てたい人は吉日の中でも一粒万倍日の日に宝くじを買い、さらにその日の夕食はうなぎを食べる事も多いようです。
ちなみに、もともと3月の初めの巳の日に雛まつりを行われていたことから、巳の日にはちらしずしを食べるとよいとも言われていますよ。
吉日は意味ない!関係ない!気にしない人も多い?
「結婚式は大安!仏滅はNG!」というのはとても一般的な話ですが、吉凶さまざまな暦の日を気にしすぎていたら、予定が立てられなくなってしまいますよね。
そもそも、吉日は日本の暦を使っていない人には通用しないもの。
現代では「気にしていない。」という人も多く、大安の日のお通夜、仏滅の日の結婚式もあります。よく考えれば、一粒万倍日に宝くじを買っても、100%当たるわけじゃありませんよね。
吉日にイベントを行えば安心かもしれませんが、あくまでも心の満足にあるのでしょう。
まとめ
人生で結婚や開業、投資などのイベントに直面すると、運を味方につけるために吉日を選びます。
運というものは目に見えませんが、「なんだかすべてがうまくいくタイミング」というものはあるもので、運の力を信じてみてもいいような気もします。
確かに、吉日に事を起こしても、絶対に成功するというわけではありません。ですが多くの人々は、吉日という考え方に自信と勇気をもらって、行動の後押しをしてもらっているのかもしれませんね。
もし、次に何か人生の大きなイベントに直面したら、少し吉日を気にしてみてはいかがでしょうか?