「犯土(つち)」2022年はいつからいつまで?意味由来は?過ごし方も紹介!

「犯土(つち)」
犯土」は、暦の中の吉凶を占うジャンルのひとつ「選日(せんじつ)」の仲間です。

もし、庭を持っている方ならば、お休みの日はちょっと木々にふれながら、土いじりを楽しむこともありますよね。風や緑の香りを感じながら土に触れていると、なんだか心が落ち着いて、おだやかな気持ちになるものです。

そんな楽しい土いじりですが、実は暦上、向いていない時期というのがあるのをご存じでしょうか?それは「犯土(つち)」と言います。

大和
大和

「犯土」の期間は約2週間ほどあり、年に6回程度めぐってきます。せっかくの楽しい土いじりが、縁起の悪いことを呼んでしまわないように、「犯土」について詳しくなってみましょう。

「犯土」の読み方と意味由来は?大犯土と小犯土と間日の意味と関連性は?

意味・由来

「犯土」は「つち」または「ぼんど」と読みます。

陰陽五行説に由来

「犯土」の時期は、土の神様・土公神(どくじん)が土中にいるため、土を掘り返すと怒ってたたられると言われています。

これは陰陽五行説に由来します。

「庚午(かのえうま)」から7日間・「戊寅(つちのえとら)」からはじまる7日間が「犯土」

暦には、毎日の日付を12個の干支と、「丙=ひのえ、壬=みずのえ」などの10個の要素・十干(じっかん)を合わせて「丙寅ひのえとら」のように表記する方法があります。

その組み合わせは60パターンあり、1から順に2パターンずつ五行説の火、木、水、土、金が当てはまっています。

その内の土の日にあたる「庚午(かのえうま)」から7日間、1日はさんで「戊寅(つちのえとら)」からはじまる7日間のことを「犯土」と言います。60日に1回めぐってきます。

大和
大和

60日に1回めぐってくるので、かなり多いと感じるかもしれませんね。

大犯土と小犯土と間日の関連性は?それらを分ける意味は?

大犯土」は60パターンある干支の組み合わせの、7番目庚午(かのえうま)からの7日間、間日を1日はさんで「小犯土」は15番目の戊寅(つちのえとら)からの7日間となります。

これは五行説の土の性質が重なる日程で、「土を犯すべからず」という時期になります。

約2週間、いつもお世話になっている土にたっぷりと休養を与える期間という意味があります。また、「大・小犯土」の期間は木々も低調になり、伐採すると腐りやすい季節にあたっていました。

そういった意味でも、この時期は土から離れることが大切だったのです。しかし、2週間も離れると手入れができず困ることがあります。

そのために、間に1日、「間日」を入れて、必要なことをしていたと言われていますよ。

大和
大和

「間日」にもきちんとその意味があるのです!

「犯土」はいつ?期間はいつからいつまで?2022年は?

いつからいつまでか疑問の人

土いじりをする人や土に関する仕事をしている人、家を建てる人や庭などの工事を予定している人は「犯土の日」の期間がいつからいつまでなのかはとても気になりますよね。

「犯土の日」前半の7日間は大犯土(おおつち)、後半の7日間を小犯土(こつち)、間に挟んだ影響のない1日を間日(まび)と言います。

2022年の「犯土」はいつからいつまで?

「犯土」の期間を2022年のカレンダーで確認してみましょう。
  • 1月17~23日(24日)25∼31日
  • 3月18~24日(25日)26~4月1日
  • 5月17∼23日(24日)25∼31日
  • 7月16∼22日(23日)24∼30日
  • 9月14∼20日(21日)22∼28日
  • 11月13∼19日(20日)21∼27日
前半が大犯土、()内が間日、後半が小犯土になります。
大和
大和

思ったより多いので、家を建てるなどの長期間になるイベントの場合は、計画的に進めないといけませんね。

犯土の期間にしていい事とダメな事は?過ごし方は?【草むしりはダメ?引っ越しは大丈夫?結婚や契約は?地鎮祭は?】

〇か×か悩んでいる人

 

「犯土」の期間には、土の神様・土公神さまが土中にいるため、掘り起こす作業は祟りがあると言われています。

そのため、穴掘り、井戸掘り、種まき、草むしり、土いじり、土木工事、地鎮祭などの建築儀礼など、土を掘り起こすものはすべてNGと言われています。

大和
大和

また、神様のいる場所は、春にはかまど、夏には門、秋は井戸、冬は庭と、季節ごとに変わるといわれていますので、その場所をいじらないように、特に気をつけましょう。

引っ越しは大丈夫?

「犯土」の期間の引っ越しも気になる人も多いですよね。

同じように土いじりが不向きな「土用」の期間とは違って、「犯土」の場合は引っ越しに関しては問題ないと言われています。

同じく土いじりが不向きな「土用」については別記事でも紹介しているのでよかったら合わせてご覧ください。

 

犯土の日の結婚や契約はどう?

「犯土」の期間は、土を休ませる期間です。してはいけないのは基本的に土にまつわることだけです。

結婚や入籍、結納、契約など、土と関係のないことをしても、全く問題はありません。

ただ、結婚は良いですが、新居の建築を始めるなどは、少し先延ばしにした方が良いかもしれません。

大和
大和

こういった大きなイベントは、むしろ大安や天赦日などの縁起の良い日を優先した方が良いでしょう。

また、大安や天赦日などの吉日っていつなの?って人は別記事で紹介しているので合わせてご覧ください。

犯土の期間に地鎮祭は特に凶運?建築祭事不適日?

「犯土」の日に、特に凶運と言われるのは、地鎮祭です。

地鎮祭の経験がある人は少ないと思いますが、これは新しく建物を立てる前に、その土地の神様(鎮守神)に土地を使うことを許してもらい、工事の無事を祈願する儀式のことです。

時折、更地になった土地で、祭壇を組み、竹をさして祀っているのを見かけたことはないでしょうか?もともと大犯土・小犯土は、現在の地鎮祭にあたる儀式のような意味を持っていました。それが後に、それを禁じる期間へと意味が変化したのです。

このような期間に敢えて逆らって現在の工事の無事を祈願する儀式である地鎮祭をする事は凶運とされ業者の間でも建築祭事不適日とされています。

大和
大和

大手ハウスメーカーの場合は犯土、不成就日、土用、三隣亡の日やその期間は地鎮祭を避けている事がほとんどですので安心出来ますが、地域に根付いた大工さんの場合は避けずに実施してしまう事もあるのでチェックしておきましょう!

犯土の期間以外の地鎮祭が不向きな日である「不成就日」、「土用」、「三隣亡(さんりんぼう)」については別記事でも紹介しているのでよかったら合わせてご覧ください。

 

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?「犯土」の期間はどんな時期かわかっていただけましたか?

お庭の土いじりは、さほど大きな問題ではないかもしれませんが、土の中に神様がいると思うと、シャベルでザクザク掘る気にはなれなくなってしまいますよね。

人間は土に多くのものをいただいて生きています。畑でとれる農作物や森林から出る酸素、生えた植物を食べてそだった動物など、本当にたくさんのものを無意識にいただいています。

土があるのが当たり前になっている現代ですが、「犯土」の期間に一度手を止めて、土があることへの感謝の気持ちを抱いてみるのも良いかもしれませんね。

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