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【煤払い(すすはらい)】いつからいつまで?意味由来は?道具は?やり方も紹介!

煤払い
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煤払い(すすはらい)ってよく聞くけど、いつからいつまでなの?意味や由来、使う道具や正しいやり方など知っておきたい!って思いますよね。
ふと気が付くと、あっという間に年の瀬は迫ってきているものです。新しい年を気持ちよく迎えるためにと、全国でおこなわれている煤払い(すすはらい)にスポットを当てて見てみましょう。
大和
大和

煤払いってどういった由来があるのでしょう。正式なやり方ってご存じですか。ここでは煤払いについて紹介していきます。

 

煤払いはいつからいつまで?12月13日のみ?

年度末は何かと忙しく、仕事が終わってお休みに入って12月29・30日辺りにようやく大掃除をしているという家が多いでしょう。

ただ、煤払いの場合はもっと早く12月13日にやるのが正式なのです。

ようやく年末が強く実感できて、焦り始めている時期ですから現代人には難しいかもしれません。

ただ現代だって、全国の寺社仏閣ではこの日を煤払いの日としています。テレビニュースで見ることもあるはず、それを見て年末を意識しおしりに火をつけてください。

大和
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いつからいつまでかと言えば現在では12月13日のみです。しかし、昔は12月13日から年末までだったようですよ!

江戸時代は12月13日から年末まで煤払い?

なぜ12月13日に煤払いかというと、江戸城の煤払いがこの日だったからです。

それに合わせて、庶民もおこなう習慣が生まれたのです。今は大掃除はたった1日、寺社仏閣の煤払いも13日のみの大きな行事となっていますが、昔はこの日が始まりで今年が終わるまで(年末まで)ずっと煤払いをしていたそうです。

ピカピカに磨き上げて、年神様を迎える準備をしていたわけです。 大掃除の日を取れないというなら、13日から一か所ずつ磨き上げて年末までに仕上げるといった形にするのも良いかもしれません。

大和
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少しずつ美しくなっていくのは気持ちよく、1度に10分・15分程度なら負担にもなりませんよね。

 

煤払いの意味・由来は?

12月13日に定まったのは江戸時代のこと、ですが掃除自体は禅宗の修行として鎌倉時代より広まっていくのです。

それが庶民にも行事として定着したのが、江戸時代だったわけです。

煤払い、なかなかに歴史の古いものなのです。 100年を超えて使われるような古い道具は付喪神に変化するといった考え方があったため、年の瀬に古い道具を捨てる風習が平安時代にはありました。

大掃除をして煤を払うことで妖怪を追い払おうとしたのです。これが元々の煤払いの意味・由来です。

使わなくなった道具たちは寺社仏閣の境内で年末に蚤の市でまた別の使ってくれる人に譲り渡す、そうすれば付喪神になることはありません。

その様子は御伽草子などにも描かれています。家の中がすっきりと片付くし、欲しいと思っていた道具が安く手に入ります。とても良い習慣、だからこそずっと続いてきたのでしょう。リサイクルをして物を大切に使おうと現代でも言われていますが、もっと昔からちゃんと行われていたわけです。

大和
大和

現代でも、年末になるとリサイクルショップは多くの方が利用されています。埃を取りさるだけでなく、これを機会に使わないものは出してみてはいかがでしょう。

 

 

煤払いの道具は?寺社仏閣での道具は?一般家庭での道具は?

テレビで見るのは寺社仏閣の煤払い、仏様や関連する道具に溜まった汚れを取り去るのです。

大切なものだから傷つけてしまっては大変です。

笹竹を用意し、その先に藁・葉っぱなどを付けた特別な道具を使っているみたいです。

この道具、「煤梵天」という名前が付いています。煤を払ってきれいになった後には、しめ縄を張り替えたり幕やのぼりを立てたりと新年の装いへと様変わりします。

笹も藁も、今ではなかなか手に入りにくいものとなりました。

家庭での煤払いの掃除道具は決まりはない?

あくまで煤梵天は寺社仏閣でのやり方、家庭や会社での煤払いでまったく同じにマネする必要はありません。

昔からの道具をそのまま続けているだけで、どんどん便利な道具が出てきています。最新のお掃除道具を購入するもよしです。

ほうきとかはたき・モップなど家にあるものを利用すれば良いのです。場所によっては年に一度しか掃除することのないような場所も多く、あっという間に道具は真っ黒になってしまいます。

大和
大和

身近にあって使いやすい道具を使って、必ず上から下という順で埃を払っていきましょう。

 

煤払いの宗教行事としてのやり方は?家庭でのやり方は?

煤払いは大掃除ではなく宗教行事です。目的は、場を清めて年神様を気持ちよくお迎えすることなのです。

まず、神棚・仏壇といった場所から取り掛かるようにしましょう。その後にキッチンやリビングなど日ごろ使用する場所をお手入れするのです。

笹竹を使用するのも、神棚を清める役割があるからです。取ってきた竹を「清め竹」と呼ぶ地域もあるようです。

煤を払った道具は穢れが付いたものです。ですから、小正月にある火祭にて燃やしてしまうといった地域もあります。火祭とは「どんど」とか呼ばれるもの(地域によって呼び名が違う)。

大和
大和

字がうまくなるようにと習字を書いた紙を燃やした思い出、あるのではないでしょうか。

家庭での煤払いのやり方は?

家庭での煤払いのやり方は昔からの宗教行事と一緒にしてはいけません。当然ながら、今時の掃除道具はプラスチック・金属・塩ビなどが使われているので燃やすわけにはいきません。

自然に生えていた笹竹と違ってお金もかかっているわけですし、綺麗に洗って日々のお手入れに使用してください。

昔の煤払いは竹を切ったり笹を束にしたりといった作業は大変なので男性のお仕事だったようです。お掃除というと女性といったイメージもあるかもしれませんが、煤払いは宗教行事ですから男性を中心に行われていました。

大和
大和

現在の煤払いならば一年使ってきた大切な我が家なので家族できれいにお掃除するのが正しいのですよ!

まとめ

年神様に気持ちよく来ていただくために、そう考えると煤払いのやり方が変わってくるのではないでしょうか。

自分たちも気持ちよく暮らせるよう、12月13日の1日だけでもその日から少しずつでも、どちらでも良いので頑張ってみましょう。

きれいになった我が家での正月は気持ちが良いものです。

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