今では「子供の日」となって男女ともに祝うのですが、一昔前では男の子の成長を祝う日でした。
(女の子は3月3日のひな祭りですね。)
昔は子供、特に赤ちゃんの死亡率が高く、赤ちゃんから子供の成長をいろいろな節目で祈願していました。今に伝わる様式になったのは江戸時代の頃とされており、幕府によって公式な節目の行事として定められました。
ここでは端午の節句に食べる粽(ちまき)と柏餅について紹介します。
桃の節句に食べる食べ物の意味由来については別記事で紹介しているので興味があれば合わせてご覧ください。
以下は「端午の節句」に粽(ちまき)と柏餅を食べる意味由来です。
目次
端午の節句は「ちまき」を食べる。その意味由来とは?
粽(ちまき)は中国から渡来したものです。粽(ちまき)の始まりは、中国は戦国時代の紀元前278年まで遡ります。
その頃の中国に楚(そ)という国があり、そこにいた屈原(くつげん)という人は詩人で国王につかえていて、国民からも慕われていました。ですが陰謀にはめられて楚国から追放されてしまいました。
屈原は嘆き悲しみ、失望してついには汨羅(べきら)という川に身を投げて亡くなってしまいました。屈原の死を悲しんだ人々が川に流したものが、楝樹(れんじゅ)の葉で米を包んで五色の糸で縛ったもので粽(ちまき)の始まりです。
中国では屈原が亡くなった五月五日には、節物として粽(ちまき)を作り、親戚や知人に配るという習慣が生まれました。
これは、その後、病気や災厄(さいやく)を除ける大切な行事となって日本にも伝わって行きました。これが端午の節句に「ちまき」を食べる意味由来になります。
ちなみに日本では粽を川に流すのではなく、お祝いで食べる食べ物として伝わりましたね。
端午の節句に柏餅を食べる意味由来は?
柏餅は、くず粉(片栗粉)と上新粉を混ぜてつくった餅であんを挟み、それを柏の葉の上に置いて二つ折りにして包んだお菓子です。
柏餅に使われる柏の葉の特徴は、新芽が出ないと古い葉が落ちないことです。
この特徴が、「子供(新芽)が産まれるまで親(古い葉)は死なない(落ちない)」ということに引っ掛け掛けられ、そして「家系が途絶えない」ということに結びついていったのです。
つまり昔から端午の節句に柏餅を食べる意味由来は「柏の葉」には「子孫繁栄」の願いが込められているからです。
人気が高い粽(ちまき)や柏餅は通販で買える?
せっかくの年に一度の端午の節句ですから、口コミが良く人気の粽(ちまき)や柏餅を食べたい!って人は通販で購入するのもおすすめですよ!
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まとめ
端午の節句に何となく食べていた粽(ちまき)や柏餅。
食べる意味やその由来があったんですよね。これを知っていると食べる時に意味を考えながら食べる事が出来るので今後の端午の節句には意識して買ったり、食べたりと楽しめるのではないでしょうか。
ちなみに端午の節句にはなぜ鯉のぼりを飾るの?って人は別記事で鯉のぼりを飾る意味由来なども紹介していますのでよかったら合わせてご覧ください。