2017年の立春はいつ?立春の意味・暦の考え方も解説【図解付】

旧暦の「立春(りっしゅん)」という言葉の意味を正しく理解できていますか?立春は「春分」「夏至」などと同じ暦(こよみ)の名称です。でも、「毎年日付が変わって今年はいつからかわからない」「そもそもなぜ毎年日付が変わるの?」「立春ってそもそもどんな意味?」といった質問に、しっかりと回答できる人の方が少ないのではないでしょうか。

今回は、立春の日付・立春の意味・暦の考え方などを、わかりやすく解説していきます。

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立春とはいつ?

2017年の立春の日

2017年の立春は、2月4日(土曜日)です。

立春とは、旧暦で毎年2月4日頃のことです。ただし、太陽の位置で毎年計算されて日時が決まるため、年によっては3日や5日になることもあります

2017年以降の立春の日

2024年までの立春は、以下のように日付が決まっています。

西暦 寒露
2017年 2月4日
2018年 2月4日
2019年 2月4日
2020年 2月4日
2021年 2月3日
2022年 2月4日
2023年 2月4日
2024年 2月4日

こうしてみると、4日の日もあれば3日の日もあることにお気づきでしょうか。なぜ年によって日付がずれているのでしょうか・・??

日付は太陽と地球の位置で決まる

日付がずれてしまう理由は、太陽と地球の位置を固定して日時をあわせて決めているからです。

1年に1回、地球と太陽が決まった位置関係になったタイミングのことを立冬と名付けているので、「2月4日は立春の日」というように、日付で決めているわけではありません。日付そのもので決まっている「節句」等とは全く考え方が違うのです。

では、どのような位置関係がきまっているのでしょうか。下記の図をご覧ください。

これは太陽の周りを1年間かけて地球が1周回る様子を示しているいる図です。決まった角度の場所ごとに名前がついています。
立春の位置は、春分を基準にして315度の位置となります。

「でも、1周まわって戻って来る時間は1年なんだから、同じことじゃないの?日付がずれる理由になってない・・」
と思うかもしれませんが、「うるう年」を思い出してみましょう。

1年という「時間」は、実は365日よりも6時間ほど多くあります。そのため、太陽を一周し元の位置に戻ってきたとき、カレンダーより6時間ほど遅れて戻ってきてしまうんです。これにより、毎年天文学的な立冬の時間は毎年ずれていき、それが数年分積み重なって日付もかわります。そして、4年に一度のうるう年で調整されてまた戻る、ということを繰り返しています。

年によって日付が違うことがあるのは、上記のような理由です。そのため、2024年以降も立春の日は2月3日、4日、5日をいったりきたりを繰り返していきます。

立春の意味と暦の考え方

立春の日がどうやって決まるか、ということはなんとなく理解できたでしょうか。でも、「立春のことば自体の意味ってなんなんだろう?」という疑問が残りますよね。そもそも立春がなんなのか、どんな意味なのかを詳しくみてみましょう。

立春とは旧暦の名称

立春とは、二十四節気(にじゅうしせっき)と呼ばれる暦の季節の名称のひとつです。
毎年2月4日頃の旧暦を立冬と呼び、この日から旧暦の春がはじまります。

二十四節気とは?

二十四節気とは、地球から見たときに太陽が1年かけて1周する円を基準として、1年を24等分し約15日ごとに区切ってつけた季節の名称を意味しています。

先ほどの太陽の図をもう一度見てみましょう。

春分を起点に24等分された地球と太陽の位置関係の名前は、位置関係と同時に季節を表していたのです。これが二十四節気とよばれる旧暦の正体です。

24等分して前半を【節(せつ)】、後半を【中(ちゅう)】とよび、それぞれの期間の区切りとなる日に名称ついています。

下記の表は、二十四節気を四季ごとにならべたのものです。立春は、赤枠の部分となります。

立春の期間

2017年の立春の期間は2月4日から雨水(うすい)の前日の2月17日までの15日間になります。

二十四節気の名称は、特定の一日だけでなく【期間】としての意味もあります

立春の前は「大寒(だいかん)」、大寒があけて立春をすぎると、2月18日からは「雨水(うすい)」の季節がはじまります。

立春の意味・季節・由来

立春とは、旧暦で1年の始まりのことを意味しています

「立」がつくと新しい季節になるという意味があり、立夏・立秋・立冬と同様、四季の節目の意味があります。(これら4つを「四立(しりゅう)」といいます。)「春立つ」とは、春になるという意味です。

旧暦では、立春の日が一年の始めの日、つまり新年であるとされています。「旧正月」は立春の日のことであり、この日の前夜を年越しとする風習があります。このため、立春は「正月節」「歳首(さいしゅ)節」ともいいます。また、暦の上での雑節の基準になる比でもあり、立春の日を基準に数えて「八十八夜」「二百十日」などの日を算出します。

日ごとに日が長くなり、草木に芽がではじめます。次第に春の気配を感じるようになり、暖かい地方では梅の花も咲き始めます。

立春以降に吹く風を「春一番」と呼びます。立春以降に初めて吹く暖かい突風のことで、これ以降は次第に気温も上昇してきます。

暦便覧原文
立冬は、江戸時代にこよみを記した書物【暦便覧(れきびんらん)】に
「春の気たつを以て也
と記され、春の気配が立つ(新しくくる)と説明されています。

「立春の候」はいつからいつまで?

「立春の候」を使える期間は、立春の期間中(2017年の場合2月4日から2月17日まで)です

立春の候(読み方:りっしゅんのこ)とは、春のはじまりに使われる時候の挨拶です。「春がやってきましたが」という意味です。

ただ、昔の気候と今の気候の時期は若干ズレがあります。2月初旬にまだ寒さも厳しい中、春とは言い難いときなどは「春寒の候」(読み方:しゅんかんのこう)などを代わりに使うとよいでしょう。

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立春の七十二候

実は、二十四節気をさらに細かい期間に分けた呼び方もあります。日本の旧暦の攻略は一筋縄ではいきませんね。。この際なので、とことん見ていきましょう。

七十二候とは?

七十二候(しちじゅうにこう)とは、二十四節気をさらに3つに分けた期間のことです。古代中国で考案され日本に伝わったもので、二十四節気よりさらにこまかく季節を表している名称です。

15日を5日間ずつの期間に分けて、それぞれ「初候(しょこう)・次候(じこう)・末候(まっこう)」と呼びます。

各七十二候の名称は、気候の動きや動植物の変化を具体的に知らせるような短文になっています。日本に伝わってからは、日本の季節に合うように変更も加えられており、それぞれ下記のような名称がつけられています。

立春の七十二候の名称と意味

立春の15日間のうち5日間ずつ、それぞれの期間に名前と意味がついています。

名称 意味
初候 東風解凍(こちこおりをとく) 東風が厚い氷を解かし始める
次候 黄鶯睍睆※(うぐいすなく) 鶯が山里で鳴き始める
末候 魚上氷(うおこおりをいずる) 割れた氷の間から魚が飛び出る

※睍睆(けんかん)=鳴き声のよいさま

厚い氷が溶け、春がやってきて動物たちが活動しはじめる様子が描かれています。

まとめ

立春について、読み方・意味・期間などは理解できたでしょうか。背景には二十四節気・七十二候という旧暦の考え方があったんですね。日本の文化は本当にどこまでも奥深いです。

普段意識しない暦ではありますが、せっかく読んでいただいたので、カレンダーで立春の文字を見たときにはナデシコで見たなと思えるよう頭の片隅に記憶していただければ幸いです。

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