二十日正月の意味由来は?いつ?2022年は?食べ物や呼び方は地域で違う?

二十日正月伝統的な年中行事(季節)
二十日正月という言葉、ご存じですか。「はつかしょうがつ」と読みます。

でも正月って1月1日から3日までのはずですよね。

大和
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意味由来は?どういう行事なのか?どんな食べ物を食べるのか?など二十日正月について詳しく見ていくことにしましょう。

 

二十日正月の意味由来は?

お正月にやってきた年神様がお帰りになる日、それが二十日正月となります。

お正月だけでなくこの日もお休みだったようです。うらやましいですね。

年神様は一年を通じて家を守ってくれるのですが、個々の家においでになっていたのがこの日ついにそれぞれの居場所へとお帰りになるのです。

大和
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つまり年神様がお帰りになる日の意味があります。

来られる日もですが帰って行かれる日だって大切な日です。ですから重要な行事だったのでしょう。 正月の祝い納めとなる日、ずっと残してきたお正月飾りもこの日にすべて片付けてしまうようにしてください。

お正月料理もお餅も、大切に食べてきたでしょうが食べつくしましょう。思った以上に長いお正月期間、あっという間に仕事始めとなり忙しくなる我々現代人にはあまりなじみがないものとはなってきたものの、地域によっては今も行事がおこなわれるところもあります。

大和
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年末から始まり1ヶ月もお正月は続くのです。これならあっという間にお正月が終わってしまった、なんて言わなくてもよくなりますね。

 二十日正月とはいつ?

現代の感覚だとお正月は1月1日から3日までのたったの3日間、7日が松の内だからここまでを入れても7日しかありません。

でも実は1か月間も続くとしたら、前の年の12月13日に正月事始めとなります。そして1日から3日の松の内・7日の人日の節句があり11日は鏡開きです。1月15日は小正月、そして二十日正月なのですから1ヶ月以上もお正月関連の行事はあるのです。

この二十日正月、盛んだったのは旧暦の時代でした。その後新暦が取り入れられましたが、そのまま日付が引き継がれていますので変わらず1月20日です。

ちなみに、どういった経緯かは分かりませんが沖縄だけが旧暦のその日をそのまま新暦に換算して行われているのです。太陽の動きを基準にした新暦に対し、旧暦は月の満ち欠けを元に作られています。そこにはひと月ほどのずれが生じます。

2022年の二十日正月はいつ?

2022年の二十日正月は沖縄県以外では新暦を利用しているので、必ず毎年1月20日になります。

しかし沖縄では前述の通り旧暦にて二十日正月を取り入れているので2022年の場合は2月20日の日曜日が二十日正月ということになります。

お休みの日ですからこちらの方が取り入れやすいかもしれません。

大和
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とはいえ、2月20日に正月と言われてもピンときませんね。

 

二十日正月に食べる食べ物は?地域により違う?

二十日正月を祝うとして、何をすれば良いのでしょう。この日に食べられるものはおせちや年越し蕎麦のように全国共通とはなっておらず、地域ごとに異なります。

代表的で有名な食べ物には鰤に鯛・鮭といったお魚の骨と根菜を煮て「あら煮」にしていただいたく料理、麦ごはんにとろろをかけた「とろろご飯」また「小豆粥」や「鮒(ふな)」などがあります。

 

大和
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その土地の風習に合った二十日正月に食べる食べ物をチェックして食べてみてはいかがでしょうか。

お魚の骨と根菜を煮た「あら煮」

例えば魚の骨であれば、正月のご馳走で作ったものを少しずつ食べていったとして骨だけは残っているでしょう。そんな骨を使って骨の出汁まですべて体内に取り入れます。また、根菜と煮込むことでの栄養満点のメニューとなります。

小豆粥

「小豆粥」もあったかで寒いこの時期にはピッタリのご馳走となるのです。

とろろご飯

また、おせちなどの正月メニューと言えば昔も今も日ごろは食べることのないご馳走ばかりです。これらを食べてばかりだったお正月、どうしても体調を崩しやすくなります。

七草がゆで体調を整えてお仕事を始めたでしょうが、やはり寒さも厳しくお腹の調子も今一歩というなら二十日正月に「とろろご飯」を食べて休めてやるのが良いとされ、とろろご飯を食べる地域もあります。

大和
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二十日正月が当たり前だった時代は庶民の主食は白米では無く麦飯、パサパサしたご飯もとろろをかけることでかさましされるし、食べやすくなってと一石二鳥だったのでしょう。

鮒(ふな)

佐賀県は有明海だと鯛が取れない代わりに鮒を食べていました。

二十日正月の前日1月19日にはふな市が開催されています。ふなを買ってきたら昆布巻きにし根菜類と一緒に煮込んで、これを「ふなんこぐい」と呼び二十日正月のご馳走だったのです。

大和
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今でも郷土料理の一つとして残っていますよ。

二十日正月は地域によって違う?呼び方は?

二十日正月は地域により呼び名も違います。

二十日正月は、魚の骨や頭などを使ったあら煮を食べる地域では「骨正月」や「頭正月」「骨崩し」と呼ばれます。

麦飯にとろろをかけていただく地域だと「麦正月」と呼ばれる事もあります。

石川では乞食正月・岐阜はフセ正月・群馬は棚探し、地域によってさまざまな呼び方があります。お正月が終わるからと「終い正月」「正月納め」なんて呼ばれたりもしています。

大和
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全国各地に二十日正月の習慣は根付いていたわけです。そして地域ごとに工夫してお正月の食べ物を食い納めし、英気を養ったのでした。

まとめ

今では知らない方も多い二十日正月ですが、実は多くの地域でさまざまな呼び名となり伝わっていたことが分かります。

決して難しいメニューを用意するわけでもなし、身体によいものを取り入れるのですからぜひ試してみてはいかがでしょう。

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