人生の一大イベントの際には、「一番運の良い日を選びたい。」と思うものですよね。
暦の中にはさまざまな吉日がありますが、中でも一番縁起が良い日は「天赦日」と言われています。
ここでは「天赦日」の意味由来や日程、するといい事やしてはいけない事などを紹介していますよ!
目次
「天赦日」の意味由来は?
この日にはすべての神様が天へ昇り、万物の罪を赦してくれるので、妨げるものがなくなり、物事が万事スムーズに進むと言われています。
吉凶を表す占いの1つ
天赦日は、春夏秋冬を分ける二十四節気(冬至、立春など)などの節切り(せつぎり)と、毎日の日付に当てられた干支、十干十二支(じっかんじゅうにし)によって決まります。
毎日の日付には十二支がひとつずつあてがわれており、同時に「甲(きのえ)、戊(つちのえ)」などの10個の文字(十干)をあてはめ、その組み合わせで日付を表していました。
天の育成は十干の甲と戌、地の成立は十二支の子、午、寅、申が成す
古くから、「天の育成は十干の甲と戌、地の成立は十二支の子、午、寅、申が成す。」と考えられており、季節のはじめにこの組み合わせが訪れる日のことを天赦日とされているのです。
つまり、春の最初の戌寅、夏の最初の甲午、秋の最初の戌申、冬の最初の甲子と1年に4回とされています。
暦によっては、季節の最初の日というルールがない場合もあり、その考え方によると5~6回程度になりますよ。
「天赦日」はいつ?2024年は?
数が少ないので、覚えやすいと思いますよ!
2024年の天赦日の日程
- 1月 1日(月祝)
- 3月 15日(金)
- 5月 30日(木)
- 7月 29日(月)
- 8月 12日(月祝)
- 10月 11日(金)
- 12月 26日(木)
重なる暦で、その日の運気が少しずつ変わってきますので、注意しましょう。
「天赦日」と「不成就日」が重なるとどうなる?
この日は何をしても結果が出ないので、おとなしく家ですごし、事を起こさない方が良い日です。
「不成就日」と「天赦日」が重なると、最強の開運日・天赦日と言えども、その効力は薄くなり、打ち消し合ってしまうと言われています。
新しくスタートするような出来事は避け、お財布などの購入も見合わせた方が良いでしょう。
もし、うっかり大切なイベントと重なってしまったら、神社へお参りなどをしておくと、効果がありますよ。
「不成就日」については別記事でも紹介しているのでよかったら合わせてご覧ください。
「天赦日」にするといい事やしてはいけない事は?【入籍?財布購入?宝くじ購入?】
【するといい事】開業・移転・転職・引っ越し
開業、移転、転職などの勝負所に最適です。
新しい環境に挑戦するのに適している日なので、新居選びや引っ越しなどもおすすめです。
【するといい事】結婚式・入籍・プロポーズ
障害が何もないこの日は、もちろん、結婚式や入籍などの婚姻関係の行事、告白、プロポーズなどもスムーズに進むでしょう。
【するといい事】お財布の買いかえ・宝くじの購入・銀行口座を開く
天赦日はすべての運気が上がりますが、もちろん金運も良くなります。お財布の買いかえや使い始め、宝くじの購入、銀行口座を開くなど、大きなお金にまつわることは、できればこの日に済ませましょう。
【するといい事】資格の勉強・車の購入・納品
そのほかにも、資格の勉強を始める、車を購入する、または納品するなど、多くのことに向いている日です。
【してはいけない事】何かを終わらせるイベントなど
この最高の吉日には、絶対にしてはいけないことがほとんどありません。
ですが、スタートに向いている日とは言えるので、事業をたたむなどの、何かを終わらせるイベントは不向きです。
また、せっかくの最強運気の日なので、何もせずに無駄にすごしてしまうのはもったいないとも言えるでしょう。
天赦日が近づいたら、今までやりたくても挑戦できなかったことを思い出しておき、少しでも新しいことに挑戦してみると良いでしょう。
まとめ
いかがでしたか?最強の開運デー・天赦日がどんな日か、おわかりいただけましたでしょうか?
天赦日は、全ての障害が取り除かれる、どの暦よりも運気の良い吉日だということがわかりましたね。
暦は占いのようなものなので、「根拠がないから気にしない。」と思う人も多いと思います。ですが、たとえば結婚式などの一大イベントであれば、「あえて仏滅を狙いたい!」と言うツワモノは、現代でもなかなか少ないのではないかと思います。
もちろん気にしすぎる必要はありませんが、日程を選ぶ余裕があるのであれば、少し開運デーを気にしてみてはいかがでしょうか?思いがけず自信がついて、スムーズに事が運ぶかもしれませんよ?