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【子供に分かりやすく紹介】雛人形の意味由来は?飾り物の意味は?各人形の意味?

4段の雛人形
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雛人形を子供と飾っていると人形を見ながら心がウキウキしますね。

でもたくさんいる人形のそれぞれの意味…
子供に尋ねられたらちょっと困りませんか?綺麗な人形達が持つそれぞれの意味を子供に伝えられるようにしておきましょう。

大和
大和

ここでは雛人形とそれに関連する意味や役割などについて、子供に分かりやすく説明出来るように簡単に紹介していますよ!

雛人形の意味・由来は?2通りある?

昔ながらの雛人形

雛人形の始まりには、「信仰」と「遊び」の二つの意味由来があります。

1.愛娘の身代わりとしての人形(ひとがた)

ひな祭りのルーツと言われる中国の昔話では、亡くなった娘の亡きがらを清めて川に流し、冥福を祈りしたとされています。

それが日本に伝わり、変化し、人形(ひとがた)が災い事を自分の代わりに引き受け、その人形を川へ流すことで、自身の災いも遠のくと考えていました。「流しびな」は今でも行われていますね。

初めは、草、わら、紙などで作られていた人形は、次第に木や布で作った人形となり、災いを払う対象も大人から子供へ移っていきました。

2.人形(にんぎょう)遊びから将来の栄達へ

もうひとつのルーツは人形で遊ぶ「ひな遊び」です。

子供たちが紙の人形で遊ぶ「ひな遊び」は、平安時代のころに貴族の子供達の間で盛んになりました。

その中で、将来の華やかな自分を演じたのが雛人形たちだったのでした。そして、室町時代の頃には、白酒や餅を食べる楽しい行事として「ひな祭り」が行われるようになり、つづく江戸時代でも盛んに行われました。

この頃には、「ひな祭り」は、女の子の誕生・成長を家族で祝うとともに、女の子が美しく着飾って遊ぶ現在に伝わるスタイルのものになりました。

雛人形は、製造技術の進歩の恩恵もあり、いまのような形態になっていきました。雛人形と一緒に飾られているものは、平安時代の頃の嫁入り道具です。

箪笥(たんす)・鋏箱(はさみばこ)・長持(ながもち)・鏡台(きょうだい)・針箱(はりばこ)・火鉢(ひばち)・茶道具(ちゃどうぐ)・御駕籠(おかご)・重箱(じゅうばこ)・御所車(ごしょぐるま)などありますね!

大和
大和

菱餅が置かれる菱台(ひしだい)や橘、桜には魔除け・厄除けの意味がありますよ!

雛人形ってなぜ七段飾りなの?その意味とは?

七段飾りの雛人形

雛人形は、宮中の様子、それも婚礼の様子を表しています。「お姫様・お嬢様」は、いつでも女の子のあこがれだったのですね。

そして豪華な七段飾り。その意味は?というと、
古くから縁起の良い数字とされていたのが「七」だったからです。雛人形を飾る壇も七段となっています。

「七段飾り」は別名「十五人飾り」ともよばれます。江戸時代の頃には今のスタイルが確立されたのでした。

雛人形の飾り物にはどんな意味がある?

雛人形のおもちゃ人形

雛人形には様々な飾りがあります。

七段飾りともなると調度品を飾るだけでも大変ですが、全てを飾り終えると圧巻の光景ですね。調度品とも呼ばれるものですが女の子の幸せを願うための意味があるのです。

調度品の意味は?

箪笥火鉢重箱など様々な手の込んだ調度品は、女の子が結婚をした後に苦労をしないための意味で飾られているとされています。
大和
大和

結婚した女の子が物に不自由することなく生活ができるようにという気持ちが込められているのですね!

雛あられや菱餅の意味は?

ひな祭りに欠かせない甘くておいしい雛あられ菱餅

菱餅の意味

菱餅は綺麗な三色をしていますね。

実はこれにはそれぞれ意味があり、緑は女の子の健康を、赤は女の子に悪いものが寄りつかないようにという魔よけ。そして白は清浄という意味があります。

菱餅の色の意味については別記事で紹介していますので興味があれば合わせてご覧ください。

雛あられの意味

雛あられの方には菱餅の色に加えてもう一つ黄色がありますが、これは他の色を合わせて四季の色を現しており、女の子が一年間を通して幸せであるようにという願いが込められているのです。

大和
大和

女の子の幸せをとことん願うためのお祭りということが伝わってきますね。

犬ばこの意味は?

皇室の方が我が子に贈ったということで注目を浴びているのが犬ばこというお飾りです。

これは和紙で作られた雌雄の犬の張子です。

かわいらしい姿をしていますがこれには赤ちゃんを守ってくれる存在という意味が込められています。

大和
大和

女の子の赤ちゃんがいる場合は幸せを願ってぜひ飾りたいものですね。

雛人形のそれぞれの人形の意味・役割は?三人官女?五人ばやしや随身?

女の子が雛人形を飾っているところ

雛人形にはお内裏様とお雛様以外にたくさんのお付きの人達がいますが目立つ女性が三人並んでいるのはご存じでしょう。

人形達にはそれぞれ大事な役割を持っているのです。

内裏(だいり)

男女一対の雛人形は天皇・皇后を模しています。主役です。

三人官女

美しく着飾った三人の女性達は三人官女と呼ばれる位の高い女性達です。

女雛のお世話役であり、雛人形は結婚式を現しているものですが、女雛が嫁げるように素敵な女性に育て上げたという女雛の教育係とも言われています。

ちなみに左右の2人が持つのは、結婚式の三三九度で使われるお銚子(ちょうし)です。

大和
大和

雛段の中では結婚式の出席者にお酒を振る舞う役割を担っています。それが分かってから雛人形全体を見ると面白いですよね!

三人官女の1人のお歯黒で眉なしの女性は?

三人官女の中には一人だけお歯黒で眉なしの女性がいますが、その女性は他二人を束ねるリーダー的存在であり、年長者で既婚者という存在です。

五人ばやし

楽しげに楽器をひく五人の少年達は五人ばやし

結婚式を歌や太鼓や笛の音で盛り上げてくれる存在です。

随身(右大臣と左大臣)

二人の着飾った貴族のような男性二人がいますが随身と呼ばれる二人は右大臣左大臣という偉い方達です。

この二人は主人であるお内裏様の身を守る役割がある存在です。

仕丁(じちょう)

庭掃除など雑用をする表情豊かな人たちです。

お嬢さんが、“泣き”、“笑い”、“怒り”の情緒豊かな子に育つように、との願いが込められている3人組です。

まとめ

雛人形もそれぞれの役割を知ると物語があり、子供達の想像力を膨らませてくれますね。

素敵な結婚式を現しているという雛人形の世界を子供が大きくなったら同じように実現させてあげたいものです。

雛人形には子供の身を守るという意味もあるので成長を願いつつ、ぜひ飾ってあげて下さいね。

ここで紹介した意味や役割をぜひ子供達に説明してあげましょう!単なる飾りではない!意味があるんだ!って事が分かると雛人形の大切さがより分かるのでは?

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