2017年の小満はいつ?小満の意味・暦の考え方も解説【図解付】

旧暦の「小満(しょうまん)」という言葉は「春分」「秋分」などと同じ暦(こよみ)の名称ですが、日常生活ではほとんど聞かない言葉だと思います。一体いつのことで、どんな意味をあらわす言葉なのでしょうか。暦の考え方なども、やさしく解説していきます。

小満とはいつのこと?

2017年の小満の日付

2017年の小満は5月20日(土)です。

小満は旧暦で毎年5月21日頃です。ただし、太陽の位置で毎年計算されて日時が決まるため、年によっては21日になることもあるんです

2017年以降の小満の日付

2024年までの小満の日付は以下のように決まっています。

西暦 夏至
2017年 5月21日
2018年 5月21日
2019年 5月21日
2020年 5月20日
2021年 5月21日
2022年 5月21日
2023年 5月21日
2024年 5月20日

こうしてみると、気になるのが日付の微妙なズレだと思います。なぜ年によってずれが生じるのでしょうか??

日付は太陽と地球の位置で決まる

日付がずれてしまう理由は、太陽と地球の位置を固定して日時をそれにあわせて決めているからです。

1年に1回、地球と太陽が決まった位置関係になったタイミングのことを小満と名付けているので、「5月20日は小満の日!」と、誕生日のように日付で固定しているわけではありません。

では、地球と太陽のどのような位置関係がきまっているのでしょうか。下記の図をご覧ください。

これは太陽の周りを1年間かけて地球が1週回る様子を示している絵で、決まった角度の場所ごとに名前がついています。
小満はいつなのかというと、春分を基準にして60度の位置にきたときの日時となります。

「でも、1年に1週ぴったりならずれないはずなんじゃ・・?!」と疑問に思うかと思いますが・・「うるう年」というのが4年に1回ありましたよね。

1年という「時間」は、実は365日よりも6時間ほど多くあります。そのため、太陽を一周し元の位置に戻ってきたとき、カレンダーより6時間ほど遅れて戻ってきてしまうんです。これによって小満の時間や日付も毎年変わり、うるう年で調整されてまたもどる、ということを繰り返しています。

年によって日付がずれていくのは、上記のような理由からです。

小満の意味と暦の考え方

小満っていつ?という疑問が解決したら、次の疑問が「春分や秋分は聞いたことがあるけれど、小満とか聞いたことのない名前たちって一体なんなんなの?」ということかと思います。それらにもひとつひとつ意味があるのです。

小満とは季節をあらわす旧暦の名称

小満とは、二十四節気(にじゅうしせっき)と呼ばれる暦の季節の名称のひとつです。毎年5月21日頃のことを旧暦で小満と呼びます。

二十四節気と呼ばれる旧暦・・??また新しい言葉が出てきたと思うので、まずはそれから説明したいとおもいます。

二十四節気とは?

二十四節気とは、地球から見たときに太陽が1年かけて移動する通り道を基準として、1年を24等分し約15日ごとに区切ってつけた季節の名称を意味しています。先ほどの太陽の図をもう一度見てみましょう。

春分を起点に24等分された地球と太陽の位置関係の名前は、位置関係と同時に季節を表していたのです。これが二十四節気とよばれる旧暦の正体です。

24等分して1ヶ月の前半を【節(せつ)】、後半を【中(ちゅう)】とよび、それぞれの区切りとなる日に季節を表す名前がつけられています。上記の太陽の図を四季ごとにならべたのが下記の一覧表です。

小満は暦のうえでは「夏」にあたる季節の名称で、小満の前は「立夏(りっか)」、立夏があけて小満をすぎると6月5日頃からは「芒種(ぼうしゅ)」の季節がはじまります。

小満の季節と由来

小満とは、陽気が良くなって草木などが次第に生い茂り、万物が次第に成長して満ち始める、という意味が由来になっています。

5月末頃の気候を想像してみてください。このころはようやく暑さも加わり、麦の穂も育ち、山では草木が実をつけ始め、つつじなどの花も盛んに咲きはじめる時期です。
田植えの準備を始める頃でもあり、西日本では走り梅雨もみられます。

暦便覧原文
江戸時代にこよみを記した書物【暦便覧(れきびんらん)】によると、小満は
万物盈満(えいまん)すれば、草木枝葉繁る
と記されており、「全てのものが満ちあふれると、草木に枝葉が茂る」という季節であると説明しています。

「小満の候」はいつからいつまで?

小満は2017年の場合、5月21日から6月4日まで(芒種の前日まで)をを意味しています。お手紙の時候の挨拶で「小満の候」を使えるのは、その期間中となります。

小満の七十二候

七十二候(しちじゅうにこう)とは、二十四節気をさらに3つに分けた期間のことです。

15日を5日ずつの期間に分けて、それぞれ「初候(しょこう)・次候(じこう)・末候(まっこう)」と呼びます。

古代中国発祥の季節を表す方式のひとつで、各七十二候の名称は、気候の動きや動植物の変化をさらに具体的に知らせるような短文になっています。

小満の七十二候は以下のようになっています。

初候 蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ) 蚕(かいこ)が桑を盛んに食べ始める
次候 紅花栄(べにばなさかう) 紅花が盛んに咲く
末候 麦秋至(むぎのときいたる) 麦が熟し麦秋となる

「紅花」はつつじのことを表現していて、「麦が熟し〜」とは、麦が熟して畑一面が黄金色になることをあらわしています。より具体的に小満の季節感をイメージできますね。

まとめ

いかがでしたか?小満がいつでどんな意味か?を理解するために、太陽の位置・うるう年・旧暦・言葉の由来・意味・季節と、知らなければならないことだらけだったかと思います。旧暦と新暦は本当にややこしいですね。

日常生活で使うことはまずないですし知らなくて困る場面は滅多にありませんが、明日からちょっとだけカレンダーの言葉が理解できるようになって嬉しくなるかもしれません。