2017年の白露はいつ?白露の意味・暦の考え方も解説【図解付】

旧暦の「白露(はくろ)」という言葉の意味を知っていますか?白露は「春分」「夏至」などと同じ暦(こよみ)の名称です。しかし、「白露」は読み方も少し難しく、日常生活ではほとんど聞かない馴染みの少ない言葉だと思います。

白露とはいつのことで、どんな意味をあらわす言葉なのでしょうか?暦の考え方などもあわせて、わかりやすく解説していきます!

白露とはいつのこと?

2017年の白露の日付

2017年の白露は9月7日(木)です。

白露とは、旧暦で毎年9月7日頃のことです。ただし、太陽の位置で毎年計算されて日時が決まるため、年によっては8日になることもあります

2017年以降の白露の日付

2024年までの白露は、以下のように日付が決まっています。

西暦 白露
2017年 9月7日
2018年 9月8日
2019年 9月8日
2020年 9月7日
2021年 9月7日
2022年 9月8日
2023年 9月8日
2024年 9月7日

こうしてみると、7日の日もあれば8日の日もあることにお気づきでしょうか。なぜ年によって日付がずれているのでしょう・・??

日付は太陽と地球の位置で決まる

日付がずれてしまう理由は、太陽と地球の位置を固定して日時をあわせて決めているからです。

1年に1回、地球と太陽が決まった位置関係になったタイミングのことを白露と名付けているので、「9月7日は白露の日にしよう」というように日付で決めているわけではありません。日付そのもので決まっている「節句」等とは全く考え方が違うのです。

では、どのような位置関係としてきまっているのでしょうか。下記の図をご覧ください。

これは太陽の周りを1年間かけて地球が1周回る様子を表している絵です。決まった角度の場所ごとに名前がついています。
処暑はいつなのかというと、春分を基準にして165度の位置にきたときの日時となります。

「でも、1年に1周ぴったりなら日付はずれないはずなんじゃ・・?!」と疑問に思うかと思いますが・・・そこで思い出してほしいのが「うるう年」の存在する理由です。

1年という「時間」は、実は365日よりも6時間ほど多くあります。そのため、太陽を一周し元の位置に戻ってきたとき、カレンダーより6時間ほど遅れて戻ってきてしまうんです。これによって毎年白露の時間や日付が変わり、うるう年で調整されてまたずれる、ということを繰り返しています。

年によって日付がずれていくのは、上記のような理由からです。そのため、2024年以降も白露がは8日になったり7日になったりを繰り返すことになります。

白露の意味と暦の考え方

白露っていつ?という疑問は解決したでしょうか。

でも、まだわからないのが「春分や秋分は聞いたことがあるけれど、白露などの聞いたことのない読み方も難しい名前たちって一体なんなんなの?」ということかと思います。それらにもひとつひとつ意味がありますので、ここでは白露の意味について触れていきたいと思います。

白露とは旧暦の名称

白露とは、二十四節気(にじゅうしせっき)と呼ばれる暦の季節の名称のひとつです。毎年9月8日頃のことを旧暦で白露と呼びます。では、二十四節気とは、一体どんな旧暦なのでしょうか??

二十四節気とは?

二十四節気とは、地球から見たときに太陽が1年かけて1周する通り道を基準に、1年を24等分し約15日ごとに区切ってつけた季節の名称を意味しています。先ほどの太陽の図をもう一度見てみましょう。

春分を起点に24等分された地球と太陽の位置関係の名前は、位置関係と同時に季節も表していたのです。これが二十四節気とよばれる旧暦の正体です。

24等分して1ヶ月の前半を【節(せつ)】、後半を【中(ちゅう)】とよび、それぞれの区切りとなる日に季節を表す名前がつけられています。上記の太陽の図を四季ごとにならべたのが下記の一覧表です。

二十四節気の白露の期間

二十四節気では、「白露」などの名称は特定の一日だけでなく【期間】としての意味もあります。

2017年の白露の期間(=八月節)は9月7日から秋分(秋分)の前日の9月22日までの15日間になります。白露の前は「処暑(しょしょ)」、処暑があけて白露をすぎると9月22日からは「秋分」の季節がはじまります。

白露の意味・季節・由来は?

白露とは「しらつゆ」のことで、空気が冷えて植物に露が宿り白く見える様子をあらわしています。

露(つゆ)とは、晴れた朝に草の上などにみられる水滴のこと。地面や物体が氷点下まで冷えると、大気中の水蒸気が凝結して水滴が生じます。暑さが和らいで秋となり、風が冷たい秋晴れの夜や朝には露が出来やすくなります。露は月と並ぶ代表的な秋の季語にもなっている言葉です。

古典で有名な「山月記」にも「白露は地に滋く〜」と本文中に白露の記述があります。

ハクロという少しかっこいいような印象の字面や発音から、アニメの主人公の名前に使われたり、お店の名前などにも使われているようです。

暦便覧原文
江戸時代にこよみを記した書物【暦便覧(れきびんらん)】によると、処暑は
「陰気ようやく重なりて露こごりて白色となればなり
と記されており、空気が冷たく露ができる季節になると説明されています。

「白露の候」はいつからいつまで?

「白露の候」(読み方:はくろのそうろう)とは、9月7日頃の季節にまれに使われることがある時候の挨拶です。「露の季節となりましたが〜」というニュアンスの秋の時候の挨拶です。

「白露の候」を使える期間は、2017年の場合、9月7日から9月22日までです。ただ、最近は相当かしこまった文章でない限り、二十四節気の名称を使った時候の挨拶はみかける機会もまれです。日常使いには、他の秋の時候の挨拶を使ったほうがいいでしょう。

白露の七十二候

七十二候(しちじゅうにこう)とは?

七十二候とは、二十四節気をさらに3つに分けた期間のことです。古代中国で考案され日本に伝わったもので、二十四節気よりさらにこまかく季節を表している名称です。

15日を5日間ずつの期間に分けて、それぞれ「初候(しょこう)・次候(じこう)・末候(まっこう)」と呼びます。

各七十二候の名称は、気候の動きや動植物の変化を具体的に知らせるような短文になっています。日本に伝わってからは、日本の季節に合うように変更も加えられており、それぞれ下記のような名称がつけられています。

白露の七十二候の名称と意味

白露の15日間のうち5日間ずつ、それぞれの期間に名前と意味がついています。

名称 意味
初候 草露白(くさのつゆしろし) 草に降りた露が白く光る
次候 鶺鴒鳴(せきれいなく) 鶺鴒(せきれい)が鳴き始める
末候 玄鳥去(つばめさる) 燕が南へ帰って行く

せきれいとは、写真のような白いきれいな白い鳥のことです。昔は冬鳥とされていたため、せきれいの鳴き声がきこえる=寒くなってきた、ということになるのでしょう。

まとめ

白露について、意味や期間などは理解できたでしょうか。調べてみると、季節の期間を表す意味もあったということなどに驚きますよね。

日常生活では意識する機会もほぼないので、読み方と時期くらいをなんとなく頭に入れておけば困ることはまずありませんので、「へ〜そうなんだ〜」くらいに理解するご参考になれば幸いです。