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長野の常識!?お盆に天ぷらを食べる習慣がある信州人の噂を検証

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8月の15日前後に先祖の魂を供養する、日本の年中行事の一つであるお盆。お盆の時期には精進料理をいただくなど、先祖供養のために食事にも伝統があります。

大和
大和

全国的には精進料理が一般的ですが、どんなものをメインに食べるかどうかも地域によって差があるようです。

今回は、「お盆には天ぷらを食べる」という一風変わった長野県民の実情に迫ってみたいと思います!

お盆に天ぷらを食べる長野県民

長野のお盆

長野では、お盆に親戚が一同に集まる際などには天ぷらを大量に揚げて振舞って食べるという習慣があります。

全国でも長野はとくにお盆で天ぷらを食べることが有名で、地元のひとはほぼ100%お盆といえば天ぷらという認識があるそうです。お盆の時期になると、ナスやかぼちゃなどの野菜に加えて、いか・えび・ちくわなど大量に天ぷらがセットになったファミリーパックのようなものが特売されるのだとか。

特に親戚の行事などを大切にしている長野県では、このように天ぷらを大きなお皿に盛り付けて、家族みんなで食べることが恒例行事となっています。

お盆に天ぷらを食べる理由

長野県民はなぜお盆に天ぷらを食べるのでしょうか。

特に歴史的なはっきりとした由来はないそうですが、強いて言えば、山に囲まれた長野県は野菜に恵まれた地域であることが理由と考えられます。

仏教では殺生をよしとしない教えがあります。そのため、お盆の期間中は植物性の食材を使った料理が中心となります。全国的には「精進料理」をいただくのが一般的です。

そのため長野では、「野菜中心で大量に作って振る舞えるもの」ということで天ぷらが広まったのだとか。たしかに、長野は農家が多く夏野菜がたくさんとれる地域でもあるので、その理由にも納得できます。

長野の人にとってお盆に天ぷらを食べることはもはや常識レベルなのだそう。同じ行事でも、地域によって習慣は大きく違いがあるんですね。

長野の常識?「天ぷら饅頭」とは

[出典:http://www.nikkei.co.jp/]

長野のお盆で欠かせないものの一つとして、「天ぷらまんじゅう」があります。

天ぷらまんじゅうとは、その名前の通り「衣をつけてあげたお饅頭」のことです。信州人は、これが大好物なのだそうです。

天ぷらまんじゅうのお店も多くあり、信州地方にいけばどこかで見かける確率が非常に高いです。

地域によって知名度に差はあるようですが、信州のお盆には天ぷら饅頭が鉄板メニューです。天ぷらの具はその時によって変わり、絶対これ!という具材は特にないそうですが、天ぷら饅頭だけは必ず出てくるのだそうです。

この天ぷら饅頭は「あげまんじゅう」とは全く別物です。あげまんじゅうは饅頭をそのまま揚げる調理方法なのに対して、天ぷらまんじゅうはお饅頭にしっかり衣をつけて揚げます。そのため天ぷら饅頭は、あげあまんじゅうとは表面の見た目も食感も全く違います。

天ぷら饅頭は、仏壇へのお供え物としても家庭で作ったり買ったりするのだそうです。B級グルメの郷土料理としても、多くのお店がメディアなどにも取り上げられています。

まとめ

信州人にとってお盆に天ぷらを食べるのは常識。特に天ぷら饅頭は鉄板メニューです。長野出身のお家に嫁ぐと、天ぷらを揚げるのがお嫁さんの仕事になりそうですね。

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