2017年の雨水はいつ?雨水の意味・暦の考え方も解説【図解付】

旧暦の「雨水(うすい)」という言葉の意味を知っていますか?雨水は「あまみず」という意味とは違い、「秋分」「大寒」などと同じ暦(こよみ)の名称です。「うすい」という読み方は、日常生活ではほとんど聞かない馴染みのない言葉かと思います。雨水なので梅雨?とイメージしがちですが、雨水は2月から3月の時期の旧暦です。

では、雨水とは正確にはいつのことで、どんな意味をあらわす言葉なのでしょうか。雨水の意味・期間・暦の考え方などもあわせて、わかりやすく解説していきたいと思います。

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雨水とはいつ?

2017年の雨水の日

2017年の雨水は、2月18日(土曜日)です。

雨水とは、旧暦で毎年2月19日頃のことです。ただし、太陽の位置で毎年計算されて日時が決まるため、年によっては18日になることもあります

2017年以降の雨水の日

2024年までの雨水の日は、以下のように日付が決まっています。

西暦 雨水
2017年 2月18日
2018年 2月19日
2019年 2月19日
2020年 2月19日
2021年 2月19日
2022年 2月19日
2023年 2月19日
2024年 2月19日

2017年は2月18日ですが、それ以降は2024年まではずっと19日になっていますね。タイプミス・・・??いいえ、間違っているわけではないんです。年によっては過去にも18日の年はあり、2017年は18日となります。

では、なぜ年によって日付が変わることがあるのでしょうか。

日付は太陽と地球の位置で決まる

日付がずれてしまう理由は、太陽と地球の位置を固定して日時をあわせて決めているからです。

1年に1回、地球と太陽が決まった位置関係になったタイミングのことを雨水と名付けているので、「2月19日は雨水の日」というように、日付で決めているわけではありません。日付そのもので決まっている「節句」等とは全く考え方が違うのです。

では、どのような位置関係がきまっているのでしょうか。下記の図をご覧ください。

これは太陽の周りを1年間かけて地球が1周回る様子を示しているいる図です。決まった角度の場所ごとに名前がついています。
雨水の位置は、春分を基準にして330度の位置となります。

「でも、1周まわって戻って来る時間は1年なんだから、同じことじゃないの?日付がずれる理由になってない・・」
と思うかもしれませんが、「うるう年」を思い出してみましょう。

1年という「時間」は、実は365日よりも6時間ほど多くあります。そのため、太陽を一周し元の位置に戻ってきたとき、カレンダーより6時間ほど遅れて戻ってきてしまうんです。これにより、毎年天文学的な雨水の時間は毎年ずれていき、それが数年分積み重なって日付もかわります。そして、4年に一度のうるう年で調整されてまた戻る、ということを繰り返しています。

年によって日付が違うことがあるのは、上記のような理由です。そのため、2024年以降も雨水の日は2月18日と19日をいったりきたりを繰り返していきます。

雨水の意味と暦の考え方

雨水の日がどうやって決まるか、ということはなんとなく理解できたでしょうか。でも、「雨水の言葉自体の意味ってなんなんだろう?」という疑問が残りますよね。「あまみず」じゃないならその意味はなんなのか、どんな意味なのかを詳しくみてみましょう。

雨水とは旧暦の名称

雨水とは、二十四節気(にじゅうしせっき)と呼ばれる暦の季節の名称のひとつです。
毎年2月19日頃の旧暦を雨水と呼んでおり、季節は旧暦の春に該当します。

二十四節気とは?

二十四節気とは、地球から見たときに太陽が1年かけて1周する円を基準として、1年を24等分し約15日ごとに区切ってつけた季節の名称を意味しています。

先ほどの太陽の図をもう一度見てみましょう。

春分を起点に24等分された地球と太陽の位置関係の名前は、位置関係と同時に季節を表していたのです。これが二十四節気とよばれる旧暦の正体です。

24等分して前半を【節(せつ)】、後半を【中(ちゅう)】とよび、それぞれの期間の区切りとなる日に名称ついています。

下記の表は、二十四節気を四季ごとにならべたのものです。雨水は、赤枠の部分となります。

雨水の期間

2017年の雨水の期間は2月18日から啓蟄(けいちつ)の前日の3月4日までの15日間になります。

二十四節気の名称は、特定の一日だけでなく【期間】としての意味もあります

雨水の前は「立春(りっしゅん)」、立春があけて雨水をすぎると、3月5日からは「啓蟄(けいちつ)」の季節がはじまります。

雨水の意味・季節・由来

雨水とは、「今まで降った雪や氷が解けて水となり、雪が雨に変わって降る」という意味です。

厳しい寒さの中降り積もった雪、極寒で凍った湖や海の氷が張るの暖かい気候で徐々に溶け出し、降り続いた雨もやがて雨へと変わります。

この頃からは寒さも峠を越え、春の陽気が感じられるようになります。昔は「雨水」の日を目安にして、農家などはその年の畑仕事の準備にとりかかります。

桃の花が咲き始める時期で、ひな祭りである「桃の節句」も雨水の期間になります。

暦便覧原文
雨水は、江戸時代にこよみを記した書物【暦便覧(れきびんらん)】に
「雪散じて水と為る也」
と記され、雪が溶けて水となる、と説明がされています。

「雨水の候」はいつからいつまで?

「雨水の候」を使える期間は、雨水の期間中(2017年の場合2月18日から3月4日まで)です

雨水の候(読み方:うすいのこ)とは、冬のはじまりに使われる時候の挨拶です。「雪も溶けだす春の季節となってきましたが」という意味で、手紙などの冒頭に使われます。

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雨水の七十二候

実は、二十四節気をさらに細かい期間に分けた呼び方もあるんです。日本の旧暦の攻略は一筋縄ではいきませんね。。この際なので、とことん見ていきましょう。

七十二候とは?

七十二候(しちじゅうにこう)とは、二十四節気をさらに3つに分けた期間のことです。古代中国で考案され日本に伝わったもので、二十四節気よりさらにこまかく季節を表している名称です。

15日を5日間ずつの期間に分けて、それぞれ「初候(しょこう)・次候(じこう)・末候(まっこう)」と呼びます。

各七十二候の名称は、気候の動きや動植物の変化を具体的に知らせるような短文になっています。日本に伝わってからは、日本の季節に合うように変更も加えられており、それぞれ下記のような名称がつけられています。

雨水の七十二候の名称と意味

雨水の15日間のうち5日間ずつ、それぞれの期間に名前と意味がついています。

名称 意味
初候 土脉潤起(つちのしょううるおいおこる) 雨が降って土が湿り気を含む
次候 霞始靆(かすみはじめてたなびく) 霞がたなびき始める
末候 草木萌動(そうもくめばえいずる) 草木が芽吹き始める

「たなびく」とは雲や霞(かすみ)が横に長くかかるという意味です。雪から雨に変わり、草木が再び芽を出しはじめる春の陽気を表現しています。

まとめ

雨水について、読み方・意味・期間などは理解できたでしょうか。背景には二十四節気・七十二候という旧暦の考え方があったんですね。日本の文化は本当にどこまでも奥深いです。

いよいよ春の到来で、春分の日も近づいてくるころの雨水。春を待ち遠しく過ごすのは、昔も今も変わらないのかもしれませんね。

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