2017年の小寒はいつ?小寒の意味・暦の考え方も解説【図解付】

旧暦の「小寒(しょうかん)」という言葉の意味を知っていますか?小寒は「秋分」「大寒」「夏至」「冬至」などと同じ暦(こよみ)の名称です。俳句の季語などでは使われているものの、日常生活ではほとんど聞かない馴染みのない言葉かと思います。

小寒とはいつのことで、どんな意味をあらわす言葉なのでしょうか。今回は、小寒の意味・期間・暦の考え方などもあわせて、わかりやすく解説していきたいと思います。

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小寒とはいつ?

2017年の小寒の日

2017年の小寒は、1月5日(木曜日)です。

小寒とは、旧暦で毎年1月5日頃のことです。ただし、太陽の位置で毎年計算されて日時が決まるため、年によっては6日になることもあります

2017年以降の小寒の日

2024年までの小寒は、以下のように日付が決まっています。

西暦 小寒
2017年 1月5日
2018年 1月5日
2019年 1月6日
2020年 1月6日
2021年 1月5日
2022年 1月5日
2023年 1月6日
2024年 1月6日

よく見ると年によって5日と6日の日があり、年によって違ってきています。では、なぜ年によって日付が変わることがあるのでしょうか。

日付は太陽と地球の位置で決まる

日付がずれてしまう理由は、太陽と地球の位置を固定して日時をあわせて決めているからです。

1年に1回、地球と太陽が決まった位置関係になったタイミングのことを小寒と名付けているので、「1月5日は小寒の日」というように、日付で決めているわけではありません。日付そのもので決まっている「節句」等とは全く考え方が違うのです。

では、どのような位置関係がきまっているのでしょうか。下記の図をご覧ください。

これは太陽の周りを1年間かけて地球が1周回る様子を示しているいる図です。決まった角度の場所ごとに名前がついています。
小寒の位置は、春分を基準にして285度の位置となります。

「でも、1周まわって戻って来る時間は1年なんだから、同じことじゃないの?日付がずれる理由になってない・・」
と思うかもしれませんが、「うるう年」を思い出してみましょう。

1年という「時間」は、実は365日よりも6時間ほど多くあります。そのため、太陽を一周し元の位置に戻ってきたとき、カレンダーより6時間ほど遅れて戻ってきてしまうんです。これにより、毎年天文学的な小寒の時間は毎年ずれていき、それが数年分積み重なって日付もかわります。そして、4年に一度のうるう年で調整されてまた戻る、ということを繰り返しています。

年によって日付が違うことがあるのは、上記のような理由です。そのため、2024年以降も小寒の日は1月5日と6日をいったりきたりを繰り返していきます。

小寒の意味と暦の考え方

小寒の日がどうやって決まるか、ということはなんとなく理解できたでしょうか。でも、「小寒の言葉自体の意味ってなんなんだろう?」という疑問が残りますよね。そもそも小寒がなんなのか、どんな意味なのかを詳しくみてみましょう。

小寒とは旧暦の名称

小寒とは、二十四節気(にじゅうしせっき)と呼ばれる暦の季節の名称のひとつです。
毎年12月7日頃の旧暦を小寒と呼び、この日から旧暦の冬がはじまります。

二十四節気とは?

二十四節気とは、地球から見たときに太陽が1年かけて1周する円を基準として、1年を24等分し約15日ごとに区切ってつけた季節の名称を意味しています。

先ほどの太陽の図をもう一度見てみましょう。

春分を起点に24等分された地球と太陽の位置関係の名前は、位置関係と同時に季節を表していたのです。これが二十四節気とよばれる旧暦の正体です。

24等分して前半を【節(せつ)】、後半を【中(ちゅう)】とよび、それぞれの期間の区切りとなる日に名称ついています。

下記の表は、二十四節気を四季ごとにならべたのものです。小寒は、赤枠の部分となります。

小寒の期間

2017年の小寒の期間は1月5日から大寒(だいかん)の前日の1月19日までの15日間になります。

二十四節気の名称は、特定の一日だけでなく【期間】としての意味もあります

小寒の前は「冬至(とうじ)」、冬至があけて小寒をすぎると、1月20日からは「大寒(だいかん)」の季節がはじまります。

小寒の意味・季節・由来

小寒とは、「寒の入り」を意味し、寒さがまだ最大ではないという意味です。

季節は本格的な冬となり、「小寒」と「大寒」と呼ばれる時期になります。しかし、「小寒の氷、大寒に解」とも言われ、実際には小寒のほうが、寒さは厳しいと言われています。

小寒の日から寒中見舞いが出されます。この日から節分までを「寒・寒中・寒の内」といい、約30日間ほど厳しい寒さが続きます。寒の内とは一年のなかで最も寒い季節のことで、暦の上の「寒の内」が実際には気温が最も低くなる季節です。

暦便覧原文
小寒は、江戸時代にこよみを記した書物【暦便覧(れきびんらん)】に
「冬至より一陽起こる故に陰気に逆らふ故、益々冷える也」
と記され、冬至から「陰陽の比率が」一旦暖かくなった(陽に転じた)ため、寒さが負けじと(陰が)強くなりますよ、というような説明がされています。

「小寒の候」はいつからいつまで?

「小寒の候」を使える期間は、小寒の期間中(2017年の場合1月5日から1月19日まで)です

小寒の候(読み方:しょうかんのこ)とは、冬のはじまりに使われる時候の挨拶です。寒中見合いなどで使われる、「いよいよ厳しい寒さの入りとなってまいりましたが」という意味の時候の挨拶です。

二十四節気の言葉以外にも「新春(しんしゅん)の候」「初春(しょしゅん)の候」なども小寒の時期の時候の挨拶として使用できます。

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小寒の七十二候

実は、二十四節気をさらに細かい期間に分けた呼び方もあるんです。日本の旧暦の攻略は一筋縄ではいきませんね。。この際なので、とことん見ていきましょう。

七十二候とは?

七十二候(しちじゅうにこう)とは、二十四節気をさらに3つに分けた期間のことです。古代中国で考案され日本に伝わったもので、二十四節気よりさらにこまかく季節を表している名称です。

15日を5日間ずつの期間に分けて、それぞれ「初候(しょこう)・次候(じこう)・末候(まっこう)」と呼びます。

各七十二候の名称は、気候の動きや動植物の変化を具体的に知らせるような短文になっています。日本に伝わってからは、日本の季節に合うように変更も加えられており、それぞれ下記のような名称がつけられています。

小寒の七十二候の名称と意味

小寒の15日間のうち5日間ずつ、それぞれの期間に名前と意味がついています。

名称 意味
初候 芹乃栄(せりすなわちさかう) 芹がよく生育する
次候 水泉動(しみずあたたかをふくむ) 地中で凍った泉が動き始める
末候 雉始雊(きじはじめてなく) 雄の雉(きじ)が鳴き始める

空気が冷えて澄みきると、芹がよく育つようになります。水泉とは湧き出る泉のことを意味しており、地中では凍った泉が動き始めるという意味です。雉がなきはじめるのも寒の時期をあらわしているそうです。

まとめ

小寒について、読み方・意味・期間などは理解できたでしょうか。背景には二十四節気・七十二候という旧暦の考え方があったんですね。日本の文化は本当にどこまでも奥深いです。

暦の上では春になっても、これからが冬本番。春を待ち遠しく過ごすのは、昔も今も変わらないのかもしれませんね。

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