何をどのように持って行ったらいいいのか悩んでしまいますよね。
そして、実家がお盆の行事を行う家であれば、持って行った手土産は仏壇にそなえられるようにお供え物として持っていく必要があります。
単なる手土産ではないとなると、渡す時の決まりごとなどを知っておかなければなりません。
今回は、お盆の手土産を用意するときのマナーと、迷ったら参考にしたい人気商品もご紹介します!
目次
【知っておくべき事】お盆の手土産とお供え物は別
まず注意しなければならないことは、手土産と一言で言っても、お盆の実家や親戚宛への手土産とお盆の仏壇へのお供え物とは別物と認識するということです。
実家や親戚への手土産は、普段会えない方へのご挨拶の気持ちを込めたお土産としてもっていくもので、仏壇へのお供え物は家の先祖へ向けた気持ちの品となるからです。
もちろん、家に持っていたものをそのまま仏壇にお供えする、といったどちらも兼用にしている家庭もあります。
ただ、初盆のときや初めて旦那さんのご実家に行くときなどは、しっかりわけて用意していくのが間違いないでしょう。
用途によって選び方やマナーもかわってきますので、それぞれの選び方を見ていきましょう。
お盆帰省の手土産の場合の基礎知識・常識・マナー
まず、実家への帰省時の手土産として持参するときのマナーをみていきましょう。
実家への手土産の選び方
実家への手土産は、実家ではなかなか買うのが難しいような地域独自ものや、今話題のものなどは皆に喜ばれるのでおすすめです。
親戚によって住んでいる場所がバラバラの場合などは、特産品などはとても喜ばれることでしょう。
また、家族の好みなどにもよりますので、しっかり事前に夫婦で好き嫌いなどは情報共有をしておきましょう。親戚に子供が多い場合には、海苔やビールといったものよりもお菓子やジュースの方が喜ばれますので。そういった情報も確認しましょう。
また、その時期にしっかりお盆の儀式をするのであれば、精進料理に使える食材などでも良いかもしれません。
手土産の相場
あまりにも高価なものにしてしまうと逆に気を遣わせてしまいますし、他の親戚が持ち寄ったものとのバランスも悪いとあまり良いとは言えません。
お盆の手土産の人気おすすめについては別記事で紹介していますのでよかったらあわせてご覧ください。
手土産の渡し方
手土産は包み紙などで包み、紙袋に入れて持参します。
ふろしきに入れて持っていくのが正式ではありますが、相当しきたり重視な家でない限りは紙袋で全く問題ありません。
ご実家にうかがったら、まずお仏壇にお参りをし、少しお話を進めた後に、袋から出した状態で手土産をお渡しします。また、挨拶を済ませたときに机の上において渡す渡し方でも構いません。
外袋のままお渡しすると、汚れているので失礼となってしまいますので、注意しましょう。
のし紙は必要ない
手土産には、基本的にのし紙は必要ありません。
もし、つけるのであれば、紅白の蝶結びの水引に「御挨拶」「御土産」などと書くと良いでしょう。
お盆のお供え物の場合の基礎知識・常識・マナー
お供え物として持参するときは、のし紙をつけるなどの決まりがあります。お供え物としては現金で持っていく方法もありますが、今回は品物で持っていく場合のマナーをご紹介します。
お供え物の選び方
お線香やろうそくを持っていく場合と、食べ物などを持っていく場合があります。どちらでも問題ありませんが、お線香などが十分にありそうなときは食べ物の方が良いかもしれません。
お盆のお供え物としては、肉や魚などは相応しくありません。特に仏教の信仰が深い家だと、殺生を禁じている仏教のおしえに反するため、選ばないほうが良いでしょう。
お盆のお供え物は、一度お供えしたら「お下がり」といって皆でわけていただきます。そのときのことを考えて、なるべく分けやすい包装のされているお菓子などが喜ばれます。
のし紙(かけ紙)の書き方と選び方
お供え物にはのし紙(かけ紙)をつけてお渡しするのが正式なマナーです。簡易でものし紙をつけていけば、「ちゃんとわかってるんだな」と信頼されるでしょう。
のし紙の表書きは「御供」と書きます。手書きの場合は薄墨は使わず、黒墨で書きます。水引は、色は関東では黒白、関西では黒黄のものを、結び方は結きりか淡路結びのものを選びます。百貨店などならお店の人にお供え物といえば用意してくれるはずです。
ほとんど外熨斗なのでわかるとは思いますが、お店の人などに内熨斗か外熨斗か確認されたら「外熨斗」と言いましょう。
お供え物の渡し方
お供え物は家の人にお渡しするのではなく、直接仏壇に自分で供えます。その際は、「お線香をあげさせていただきたいのですが」と一言聞き、お線香をあげてから御供えするようにしましょう。
名前は仏壇側ではなく、お線香をあげる人側へむけて置きます。
お供え物の相場
お供え物の相場は初盆の場合は3,000円から5,000円程度、通常のお盆の場合は2,000円から3,000円程度が相場です。
ただし、あくまで目安であって家や場面によってかわってくるものですので、ご両親や旦那さんと相談して相場を決めるのが良いでしょう。
お盆のお供え物の人気おすすめについては別記事で紹介していますのでよかったらあわせてご覧ください。
さいごに
手土産やお供え物などといった一般的なマナーや人気商品をご紹介しましたが、あくまでその家の習慣にのっとって合わせるということが大切です。
最低限のマナーの基本を頭にいれつつ、臨機応変な工夫もしてみてくださいね。