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夏日・真夏日・猛暑日・酷暑日・熱帯夜の基準や定義・温度は?違いって何?

夏日・真夏日・猛暑日・酷暑日・熱帯夜
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初夏から夏になると、夏日、真夏日、猛暑日、そして酷暑日、熱帯夜なんて言われて、どんどん暑さのレベルが上がって行く気がしますよね。

初夏のころから「今日は、今年初めての夏日になりそうです!」などという天気予報の言葉を聞くことがありますが、「夏日?まだ早くない?」と、毎年思っている人もいるのではないでしょうか。

ところで、暑さのレベルを表す言葉は、どんなふうに使い分けているのでしょうか?天気予報で使っている言葉ということは、やはり何かの定義があるのでしょうか?

大和
大和

今回は、その暑さのレベルを表す言葉について紹介していきます。

 

夏日・真夏日・猛暑日・酷暑日・熱帯夜の基準や定義・温度を紹介!

とっても気になる夏日・真夏日・猛暑日・酷暑日・熱帯夜の基準や定義、温度。

夏日や真夏日、熱帯夜なんて言葉は、夏の暑い日にはついつい周囲に「今日は夏日だ!」、「もう真夏日だね」、「今日の夜は熱帯夜だ」なんて言ってしまう事もあると思いますが、きちんとした定義があります。

大和
大和

以下、それぞれの基準、定義、温度を紹介しています。

夏日の基準・定義・温度は?

ゴールデンウィーク」など、思ったより早い初夏のころから耳にすることのある「夏日」という言葉。

夏日とは、気象庁の予報用語の基準によると、1日の最高気温が25℃以上の日と定義されています。

大体、4月、5月あたりから始まり、夏を終えて10月くらいまで観測されます。

北海道では多くの場合、暑くなっても夏日程度までですが、西日本では、年間平均130日以上(過去30年平均)も夏日があります。

また、「夏日」という言葉は気温だけでなく、一般的な夏の暑い日を表す言葉としても、現在よく使われていますよ。

大和
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正確な定義としては、1日の最高気温が25℃以上の日になるのですが、一般的な夏の暑い日を私たちも「夏日」と思わず言ってしまっているのではないでしょうか。

真夏日の基準・定義・温度は?

じりじりするような暑さを感じ始める「真夏日」という言葉。

真夏日は気象庁の予報用語の基準によると、1日の最高気温が30℃以上の日と定義されています。「真夏日」は、主に7~9月に観測されます。

この日は、真夏のように暑い日なので、なにか対策を取った方が良いですよという目安ともなります。

このくらいの気温になると、高齢者や子供などには熱中症の危険も出てきます。気を配ってあげる必要があるので、覚えておきましょう。

大和
大和

ちなみに「真夏日」の反対語は「真冬日」です。こちらも最高気温で決まっており、一日の最高気温が、0℃未満の日のことを言いますよ。

猛暑日の基準・定義・温度は?

とにかく外に出るのが嫌になる言葉でもある「猛暑日」。

「猛暑日」は気象庁の予報用語の基準によると、1日の最高気温が35℃以上の日と定義されています。

「真夏の耐え難い暑さ、危険な暑さ」の日と言われており、都市部のコンクリートが熱を持つ、ヒートアイランド現象が原因と言われています。

北海道では年間平均0日ですが、東京では3日、西日本では20日以上となっています(過去30年平均)。

大和
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以前は35℃以上になることはほとんどなかったので、正式名称はありませんでした。ですが、日本でも35℃以上の日が増え始めたため、2007年に気象庁が正式に「猛暑日」と名付けることになったんですよ。

 

酷暑日の基準・定義・温度は?

時折、「酷暑日」という言葉を聞くこともあるかもしれませんが、実は酷暑日という呼び方は、気象庁の正式な呼び方ではありません。

酷暑日はマスコミが名付けた?

もともと日本では、35℃以上になる日はほとんどなかったので、正式な呼び方はありませんでした。ですが1990年代から、稀に35度以上を記録するようになると、マスコミが徐々に酷暑日と表現するようになりました。

その後、35度以上の日が増えたことで、気象庁は正式に35℃以上の日を「猛暑日」と名付けました。

そして今まで使われていた「酷暑日」という言葉は、猛暑日と同じ意味の俗称となり、現在も「非常に厳しい暑さ」という意味で「酷暑」という言葉がよく使われています。

大和
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酷暑日には明確な定義はないって事です。

熱帯夜の基準・定義・温度は?

「昨晩はとても寝苦しい熱帯夜でしたね。」という言葉をよく耳にしますよね。

「熱帯夜」とは、夕方18時くらいから翌朝6時くらいまでの最低気温が25℃以上の夜のことを言います。

北海道ではほとんど観測されませんが、西日本では年間平均1か月以上も熱帯夜になります(過去30年平均)。

大和
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ちなみに、今はあまり使われませんが、最高気温が20℃以上になる夜のことは、真夏夜といいますよ。

「超熱帯夜」もある?

近年では、夕方18時くらいから翌朝6時くらいまでの最低気温が最高気温30℃以上になる夜もあります。

このような夜は「超熱帯夜」と呼びます。最近では稀に観測されるので、夜間も熱中症対策はしっかりと行いましょう。

大和
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ちなみに「超熱帯夜」という言葉は、気象庁が定めた正式名称ではありません。

【違いまとめ】夏日・真夏日・猛暑日・酷暑日・熱帯夜の違い

何となく耳にしていたと言う人も多い夏日・真夏日・猛暑日・酷暑日・熱帯夜。定義がある言葉もあれば、メディアが作った言葉もあります。

初夏から秋の初めまで、天気予報でよく耳にする「夏日・真夏日・猛暑日・熱帯夜」という言葉の違いは、それぞれ日中の最高気温が25℃・30℃・35℃以上、または最低気温が25℃と、気温によって定義されていました。

「酷暑日」に関しては、気象庁の正式な名称ではなく、猛暑日という名前が無かったころに生まれたメディアの言葉でした。

大和
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今までこの言葉を天気予報で聞くと、「今日もすごく暑いんだな。」と思う程度でしたが、この区分けによると、真夏日以上になると熱中症の注意が必要だな、などと目安にもなりますから、覚えておきましょう。

まとめ

毎年夏を迎えるたびに「どんどん暑くなっている。」と感じますよね。

自分の子供の頃には見ることがなかった気温を天気予報で見かけると、温暖化を思わずにはいられませんね。

今回参考にした年間平均値は、過去30年の平均データなので、実際に近年体感している夏とは、「猛暑日もっと多くない?」と少しイメージが違うと思います。

現在はまだ、最高気温40℃以上の日には、気象庁の正式名称がついていませんが、このまま暑い夏が続けば、数年で新しい名前ができるかもしれませんね。

何気なく聞き流していた暑さの名前ですが、少し詳しくなったら、暑さ対策も適切にできるのではないでしょうか。

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