クリスマスや大晦日など月末に大きなイベントがある12月は、1年のうちでもワクワク感が高まる月のように思えます。
12月もどのような行事やイベントがあるかチェックしていきましょう。
日本の12月の人気の行事・イベント・記念日と言えばコレ!
知っている定番どころもあれば、こんなのあるんだ?って思う人もいるでしょう。
ちょっとマニアックでも人気があるので行事やイベントをしたい!記念日として知りたい!って人にはおすすめです。
カイロの日
江戸時代は石を温めて布で包んだ「温石(おんじゃく)」、明治時代は麻殻を炭にして燃やしていた「カイロ灰」、大正時代にはベンジンを気化させ白金の触媒作用を利用した「ベンジンカイロ」が使われていました。
鉄粉を酸化させた熱を利用した「使い捨てカイロ」は1978年ごろから使われています。
最近ではエコな観点から充電式カイロやベンジンカイロが見直され、地球にやさしいサスティナブルカイロに注目が集まっています。
漢字の日
この日、京都市にある清水寺の奥の院で、その年の世相を象徴する「今年の漢字」が毛筆でお披露目され、ニュースなどで報道されます。
例えば2021年はオリンピックが開催されたので、その年の漢字は東京オリンピックで活躍した日本人選手、海外で活躍した野球選手やゴルフ選手、記録を樹立した棋士から「金」の字が選ばれました。
プラス要素だけかと思いきや、そうでもありません。例えば2020年は新型コロナウィルス拡大による新しい生活様式の定着から「密」の字が選ばれたりもしたんですよ。
年末に一年を振り返り、今年の漢字を予想するのも楽しいですね。
正月事始め
「煤払い」は一年間に積もった煤やほこりを掃除すること、「松迎え」は門松やおせち料理を作るための薪などを山から伐ってくること、「年男」は正月準備を率先し仕切る家長のことです。
現在では「煤払い」が残っている地域が多いです。現在で言う大掃除ですね。
関西ではお歳暮を12月13日から贈る習慣があり、正月事始めの名残だと言われています。
お歳暮についてもっと知りたい!って人は別記事でお歳暮の豆知識についても紹介しているのでよかったら合わせてご覧ください。
冬至
冬至に「ん」の付くものを食べると運を呼び込めると言われ、にんじん、だいこん、れんこん、きんかん、うどんなどが好んで食べられます。
冬至にかぼちゃを食べるのは、かぼちゃの別名が「なんきん」だからです。
柚子湯に入る風習もあります。柚子の木は寿命が長く病気に強いことから、無病息災を祈る風習になりました。そして柚子は香りが強く邪気を払うという意味があるなどと言われていますよ。
そして、冬至は一年で最も昼が短く夜が長くなる日になりますよ!
冬至についてもっと知りたい!って人は「冬至はいつ?期間や意味・挨拶文は?習慣・食べ物・イベントや七十二候も紹介!」でも紹介しているのでよかったら合わせてご覧ください。
クリスマス
日本にクリスマスが伝わったのは1552年。フランシスコ・ザビエルが信徒を集めて12月24日にミサを行ったことが始まりだそうです。
キリスト教が禁止された1612年以降クリスマスは姿を消しましたが、1873年に禁教令が解かれると徐々にクリスマスが広がりました。
明治時代、クリスマスツリーは輸入食品店が、クリスマスのデコレーションケーキは菓子メーカーが広めたと言われています。
日本のクリスマスは商業イベントの意味合いが強く、サンタクロースからプレゼントをもらえる日として、多くの子供たちが楽しみにしている日なのはみんなも知っていますよね。
大晦日
「晦日」とは旧暦で月末のことで、月が新月になる30日を表していました。新暦になってからは月の満ち欠けに関係なく月末を「晦日」とし、一年で最後の日である12月31日を「大晦日」と呼ぶようになりました。
年越し蕎麦を食べたり、除夜の鐘を撞いたり、家族で紅白歌合戦を見たりと大晦日ならではの行事を行う方は多いでしょう。
これらを行うと「今年ももうすぐ終わる」という気持ちになりますね。
大晦日や大晦日に食べる年越しそばについては別記事でも疑問や豆知識を紹介していますのでよかったら合わせてご覧ください。
まとめ
新年に向けた行事が多くあるのが12月でした。
12月は和風月名で「師走」、僧侶が経をあげるために東西を馳せる月という意味があり、昔から多忙の月だったということが伝わります。
新年が良い年になるように、準備万端に過ごしたいですね。
「師走」と言う言葉についてもっと知りたい!って人は「師走の意味・由来は?いつから?忙しい理由は?」でも紹介しているのでよかったら合わせてご覧ください。