2017年の大寒はいつ?大寒の意味・暦の考え方も解説【図解付】

旧暦の「大寒(だいかん)」という言葉の意味を知っていますか?大寒は「秋分」「小寒」「夏至」「冬至」などと同じ暦(こよみ)の名称です。俳句の季語などでは使われているものの、日常生活ではほとんど聞かない馴染みのない言葉かと思います。

大寒とはいつのことで、どんな意味をあらわす言葉なのでしょうか。今回は、大寒の意味・期間・暦の考え方などもあわせて、わかりやすく解説していきたいと思います。

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大寒とはいつ?

2017年の大寒の日

2017年の大寒は、1月20日(金曜日)です。

大寒とは、旧暦で毎年1月20日頃のことです。ただし、太陽の位置で毎年計算されて日時が決まるため、年によっては21日や19日になることもあります

過去と2017年以降の大寒の日

過去と2024年までの大寒は、以下のように日付が決まっています。

西暦 大寒 西暦 大寒
2009年 1月20日 2017年 1月20日
2010年 1月20日 2018年 1月20日
2011年 1月20日 2019年 1月20日
2012年 1月21日 2020年 1月20日
2013年 1月20日 2021年 1月20日
2014年 1月20日 2022年 1月20日
2015年 1月20日 2023年 1月20日
2016年 1月21日 2024年 1月20日

よく見てみると、すべて1月20日かと思いきや、1月21日となっている箇所が・・タイプミス・・??
いいえ、たしかに2011年と2015年の小は1月21日だったのです。

では、なぜ年によって日付がずれているのでしょうか??その理由をみていきましょう。

日付は太陽と地球の位置で決まる

日付がずれてしまう理由は、太陽と地球の位置を固定して日時をあわせて決めているからです。

1年に1回、地球と太陽が決まった位置関係になったタイミングのことを大寒と名付けているので、「1月20日は大寒の日」というように、日付で決めているわけではありません。日付そのもので決まっている「節句」等とは全く考え方が違うのです。

では、どのような位置関係がきまっているのでしょうか。下記の図をご覧ください。

これは太陽の周りを1年間かけて地球が1周回る様子を示しているいる図です。決まった角度の場所ごとに名前がついています。
大寒の位置は、春分を基準にして300度の位置となります。

「でも、1周まわって戻って来る時間は1年なんだから、同じことじゃないの?日付がずれる理由になってない・・」
と思うかもしれませんが、「うるう年」を思い出してみましょう。

1年という「時間」は、実は365日よりも6時間ほど多くあります。そのため、太陽を一周し元の位置に戻ってきたとき、カレンダーより6時間ほど遅れて戻ってきてしまうんです。これにより、毎年天文学的な大寒の時間は毎年ずれていき、それが数年分積み重なって日付もかわります。そして、4年に一度のうるう年で調整されてまた戻る、ということを繰り返しています。

年によって日付が違うことがあるのは、上記のような理由です。計算方法も複雑なため、2024年以降大寒の日はしばらく1月20日ですが、2053年からは19日の日もあらわれます。

大寒の意味と暦の考え方

大寒の日がどうやって決まるか、ということはなんとなく理解できたでしょうか。でも、「大寒の言葉自体の意味ってなんなんだろう?」という疑問が残りますよね。そもそも大寒がなんなのか、どんな意味なのかを詳しくみてみましょう。

大寒とは旧暦の名称

大寒とは、二十四節気(にじゅうしせっき)と呼ばれる暦の季節の名称のひとつです。
毎年1月20日頃の旧暦を大寒と呼びます。

二十四節気とは?

二十四節気とは、地球から見たときに太陽が1年かけて1周する円を基準として、1年を24等分し約15日ごとに区切ってつけた季節の名称を意味しています。

先ほどの太陽の図をもう一度見てみましょう。

春分を起点に24等分された地球と太陽の位置関係の名前は、位置関係と同時に季節を表していたのです。これが二十四節気とよばれる旧暦の正体です。

24等分して前半を【節(せつ)】、後半を【中(ちゅう)】とよび、それぞれの期間の区切りとなる日に名称ついています。

下記の表は、二十四節気を四季ごとにならべたのものです。大寒は、赤枠の部分となります。

大寒の期間

2017年の大寒の期間は1月20日から立春(りっしゅん)の前日の2月3日までの15日間になります。

二十四節気の名称は、特定の一日だけでなく【期間】としての意味もあります

大寒の前は「小寒(しょうかん)」、小寒があけて大寒をすぎると、2月4日からは「立春(りっしゅん)」の季節がはじまります。

大寒の意味・季節・由来

大寒とは、「一年で最も寒い、極寒の絶頂期」という意味です。

各地で一年の最低気温が更新されていく頃で、「大寒の水は腐らない」とされ、保存用として汲まれることもありました。

武道では、寒稽古が行われたりします。大寒は、その前の二十四節気の「小寒」から数えて15日目に当り、小寒から大寒の期間を「寒の入り」と言います。そして、大寒から次の「立春」までの15日間を合わせた30日間を「寒の内」と言います。

暦便覧原文
大寒は、江戸時代にこよみを記した書物【暦便覧(れきびんらん)】に
「冷ゆることの至りて甚だしきときなれば也」
と記され、寒さが一番厳しいという説明がされています。

「大寒の候」はいつからいつまで?

「大寒の候」を使える期間は、大寒の期間中(2017年の場合1月20日から2月3日まで)です

大寒の候(読み方:だいかんのこ)とは、寒中見舞いや手紙などで使用される時候の挨拶で、「いよいよ厳しい寒さとなってまいりましたが」という意味です。

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大寒の七十二候

実は、二十四節気をさらに細かい期間に分けた呼び方もあります。日本の旧暦の攻略は一筋縄ではいきませんね。。この際なので、とことん見ていきましょう。

七十二候とは?

七十二候(しちじゅうにこう)とは、二十四節気をさらに3つに分けた期間のことです。古代中国で考案され日本に伝わったもので、二十四節気よりさらにこまかく季節を表している名称です。

15日を5日間ずつの期間に分けて、それぞれ「初候(しょこう)・次候(じこう)・末候(まっこう)」と呼びます。

各七十二候の名称は、気候の動きや動植物の変化を具体的に知らせるような短文になっています。日本に伝わってからは、日本の季節に合うように変更も加えられており、それぞれ下記のような名称がつけられています。

大寒の七十二候の名称と意味

大寒の15日間のうち5日間ずつ、それぞれの期間に名前と意味がついています。

名称 意味
初候 款冬華(ふきのはなさく) 蕗の薹(ふきのとう)が蕾を出す
次候 水沢腹堅(さわみずこおりつめる) 沢に氷が厚く張りつめる
末候 鶏始乳(にわとりはじめてとやにつく) 鶏が卵を産み始める

ふきのとうは厳冬に氷を破るように生える様子から、春の使者として俳句では春の季語に入ります。沢に氷が厚く張りつめる季節でもありますが、鶏が春の気を感じて卵を産み始める季節でもあります。厳しい寒さの中にも見え隠れする春の気配が表現されていますね。

まとめ

大寒について、読み方・意味・期間などは理解できたでしょうか。背景には二十四節気・七十二候という旧暦の考え方があったんですね。日本の文化は本当にどこまでも奥深いです。

厳しい寒さを過ぎれば、春はすぐそこ。春を待ち遠しく過ごすのは、昔も今も変わらないのかもしれませんね。

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