ルールや豆のまき方など、みなさん簡単には知っていますが、本当の意味とやり方をご存知でしょうか?
今回はその節分の意味や豆まきについて詳しくご紹介していきましょう。
まず、「節分」という字ですが、もともとは「季節を分ける」という言葉からきていて昔は立春、立夏、立冬のそれぞれの前日を指していました。
そして江戸時代になり、”立春の2月4日の前日の2月3日を節分”というようになったと言われています。
だいたい2月3日ですが、立春は旧暦の二十四節気なので年によってはずれる事もあります。まれに2月2日や4日になることあるんですよ!
その年の節分はいつ?って人は別記事で紹介しているので興味があれば合わせてご覧ください。
以下は節分の豆まきのやり方や余った豆を使ったレシピなどを紹介しています。
目次
豆まきの正しいやり方をご紹介!
①まく豆は炒ったものでなければならない
生の豆は縁起が良くないとされ、豆を炒る=まめ(魔の目)をいる(射る)ことで文字通りの魔の目を射るために行うのが豆まきなのです。
炒った豆が豆まきに使う豆ですね!
②豆をまくのは誰でもいいわけじゃない
大黒柱である父親が鬼をやってるイメージがありますが本来は違います。
豆をまくのは家の大黒柱もしくはその年の年男や年女、厄年の人とのルールがあります。
③まく順番は決まっている
掛け声とともに移動しながらまくこと。これはご存知の方も多いでしょう。さらにまく順番も決まっています。
まく順番は、鬼は外で部屋の奥から玄関の方へ、福は内で家の中に向かって投げる事です。
行事で豆まきをした人ならこれは知っていますよね!
節分の豆を歳の数だけ食べる?プラス1個多く食べる?
これにも意味はあるのでしょうか?
もともと節分の時期は、冬から春への立春の前日であったため、昔は立春からを新年としていて、その前日である節分を今でいう大晦日としていました。
豆まきは新年の厄払いとして行い、食べる豆の数は歳の数、自分の年齢より一つ多く拾って食べるというのが決まりです。
自分の年齢より一つ多くというのは、数え年と同じ意味なのでしょう。
残った節分の豆を使ったレシピはある?
余った豆ってそのまままた食べても良いですが、なんかちょっとアレンジして食べたい気もしますよね?
そこで簡単なアレンジレシピを2種類ご紹介します。
☆余り豆のトマト煮込み
材料
- 鳥の手羽元(10本)
- 残った豆(残っただけ全部)
- トマト缶(1缶)
- コンソメ(大さじ1)
- オリーブオイル(適量)
作り方
- 手羽元をオリーブオイルで両面こんがり焼く。
- 余分な脂を拭き取ったらトマト缶と豆を入れる。
- 様子を見ながら1時間煮込む。
☆豆でクランチチョコ
材料
- 板チョコ(100グラム)
- コーンフレーク(30グラム)
- 残った豆(残っただけ全部)
作り方
- チョコを湯煎で溶かす。
- 豆とコーンフレークを麺棒などで軽く砕く。
- 1と合わせ、全体にからむようによく混ぜる。
- スプーンなどでカップにひと口大に入れ、冷やし固める。
意外と豆ってメインおかずにもなり、スイーツにもなる万能な食材ですね。他にもアレンジ方法は豊富なのでいろいろ挑戦してみましょう!
まとめ
豆まきって意外とルールも細かくて、ちゃんと意味があったんですね。
これも地域ごとにも違った風習があって豆まきのやり方もそれぞれで違うそうです。昔から行っている節分も意味やルールが分かれば、もっと楽しめそうですね。
今年も節分でしっかり鬼を追い払い、良い一年しましょう!